[台湾玩玩] 身内の不幸、うちの場合

オットの祖父が亡くなりました。ここ数年は寝たきりで、97歳でした。

祖母が同じ病室にいました。まだらぼけでオットや叔母たちの顔を見た直後にすぐ誰か忘れるのに、俺が顔を出すと日本語で対応するしうちの子たちも分かってる、おん歳94歳。

阿公が亡くなったとき、医者に呼ばれて病室に集まっていたみんなは「阿媽には黙っておこう」な空気だったらしい。が、バタバタしてたから余裕でバレたらしい。しょうがなく阿媽の意向をお伺いするメンバーたち。

全員の心配をよそに阿媽はポーカーフェイスで「もう97歳だった。しょうがないとバッサリ。葬式のスタイルを伺うと「仏教はね…面倒くさいのよねという驚愕の理由でまさかのキリスト教を選択。そしてお墓は「台南でお墓を買いなさい。私たちは台南人だ。おじいさんも死んだら台南へ帰りたいはずだ」と良妻ぶりを発揮…あとで話を聞いた俺を大いに涙ぐませたのであった。

葬式仏教なジャパニーズ代表の俺が言うのもなんだけど、おばあさんいままでずっとかなりガチなS価G会だったんだよ?取引相手の日本人奥さんに感化されて(すげえ昔。S価がまだ牧歌的だった頃)自宅で仏壇にお参りを欠かさないタイプの信者だった。それがまさかのキリスト教式告別式を選ぶとは…めんどくさいからって…(ちなみに阿公はかなりの無宗教だった。おばあさんラブだったからポリシーのない部分は黙って合わせていたのかも。だからって…)

でも実際仏教選ぶとすごいめんどくさい。夜通し番をしたり何日になにをするとか細かく決まってて、上班族にはムリ。ランダムに訪れるお客さんの相手とかもこの少人数ではこなせない。わかっているからキリスト教式でありがたいはずなのに

台湾のおばちゃんたちは黙ってない。二番目と三番目の叔母たち(ヨメども。つまり後から入ってきた他人)が、キリスト教式なのに、仏教なカレンダー持ち出していい日がどうのこうので揉め出した。おまけに二番目とその娘は酉年だから告別式に参列できないという。アホか?アホといえばこの二番目に至っては100万もする骨壷買わされてオットと三番目がそれ買わした葬儀屋の営業に袖の下渡してキャンセルしてもらったアホエピソードつき。

告別式がおわった今は納骨の日取りで揉めてる。阿公の息子たちである二番目三番目の叔父たちは空気(オットの父親(故人)は長男)。叔母たちめ…あいつらが死ねばよかったのにホント。阿公はサイボーグとかでずっと生きてたらよかったのに!!!