ヤスデ

不快害虫の正体は、ヤスデの一種でした。NOKIAさん、ご名答。

ぐぐりながら、ヤスデっぽいということまではわかっていたものの、日本のサイト掲載されている画像とはモノがちがうもんで、足掻いていたのでした。紹介していただいたURLの解説で、節足動物で倍足である点などを知り、どうもやはりヤスデらしく。寒くても亜熱帯だし、日本のヤスデとは違うのかもしれない。なので外来種ヤスデにも手を広げて検索して、やっとこさ見つけました。ああきもちわるい。

これ。ヤエママルヤスデ。

これも。バルバドスチョコレートバンドヤスデ。¥1,980で売ってるよタダで引き取ってもらいたいくらいだよ!

以下わかったこと:

  • ヤスデはムカデと同じ多足類だが、ムカデが1体節に1対の足で百足というのに対し、ヤスデは1体節に2対の足を持つので千足という
  • ムカデと違って集団を作るのが好き
  • 動作がゆっくリしていて、手で触れると丸くなリ死んだふリをするので円座虫ともいう
  • ヤスデ踏んだリすると異臭を放つことがあるが、咬んだリ刺したりすることはない
  • なかには寄生虫である縮小条虫の中間宿主になるものいたリ、熱帯産の種類で強い毒を出し皮膚障害などを起こす恐ろしいものもいる衛生害虫だが、日本にいる約185種の大部分は無害
  • 梅雨明けなどに異常発生する。水はけの悪い土中にいると溺死してしまうから
  • 異常発生時には一晩に約バケツ半分もの成虫が屋敷内を這い回り、屋内にも侵入。このような状態が数週間続くため住民に苦痛を強いる
  • ヤスデの生する臭いには青酸ガスが含まれており、駆除作業を行った後に下痢の症状をおこすことがある
  • 過去にその大群による列車妨害事故が発生したことがある。汽車を止めたのでその後キシャヤスデと呼ばれた
  • 樹木等の移植の際の土や堆肥、植木鉢とともに卵などが運ばれ、新しい場所で異常発生するらしい
  • 落葉の下、植木鉢の下や腐った木の中など湿っぽく薄暗い場所にいて腐植質を食べる
  • 植物を食べる有機物分解者として重要な土壌生態系の一員
  • 土壌を攪拌する作用はミミズに劣るが分解作用は勝るとも劣らないらしい
  • 沖縄では古くからヤンバルムシ(山原虫)パンパラームシ(水桶虫)、トウルムシ(燈龍虫)と呼ばれており、奄美地方ではトゥドル虫、メラベ虫などと呼ばれている
  • 古名は雨彦

以下資料画像:

観賞用ペットとして飼育されている昆虫愛好家のかたも多いらしく、なにより害がないということで、立ち直りました。もうこわくないもーん。土いじりのときはゴム手で没問題!