桑

公園の桑の実を取るひとが多いので、気になっていたのです。

ご近所さんが子連れで毎朝公園に赴いて桑の実を取っており、ご近所さんがせっせと取っているのを知っててマネして収穫量を減らすのは、見られたらちょっとアレだよねえ。おまけにりょーに食べさせてみたら「なにこれ。ペッ」と食べなかったので、犬も食わないならべつにいいや、と思ってた。でも今日は朝から雨で公園にひとがいなかったので、なんとなくチャンスかなーと思って桑の実を取ってみることにしました。味見に。

熟した黒いヤツはポロッと取れる。たのしい。虫もいない。脳内BGMは童謡「赤とんぼ」で、犬のウンチ袋にしているビニール袋(未使用)にせっせと取りました。曇ってくると視界が悪くなって、熟してないやつに手を出してしまっていけない。雲行きが怪しくなったところで帰宅。りょーはたいへんつまらなそうでした。家に着くなりどしゃ降りになりました。ラッキー。

帰宅後オットに「山桑とってきた」と見せるも、「え〜我不敢吃〜」とそっけないので、後で後悔するぜ!と調理開始。安心して食べるためには砂糖と煮込んで熱処理するしかない、が、ジャムを作るには量が無い。シロップみたいなジュースにしよう。水やソーダで割って酒と合うやつ。

ヘタの部分を取り除きながら洗って、鍋に入れて煮込みました。アクが出る気がしたので、渋くなるといやだなあと思い、Mulling Spiceをブチ込み、シェリーがなかったのでドライジンをぶち込むと、朝っぱらから魅惑の香りがキッチンを包み、アク取りシートを乗せて煮込むにつけ、これはぜったいイケると確信を持ちました。

果たして出来上がったクランベリー色のジュースは激ウマで、出かける前のオットに水で割って飲ませると好評でした。ほらごらん!
 キッチンペーパーで濾した。
 色が抜けた。シリアルに混ぜて食うことにする。
タイワンはシティの便利さと自然の豊かさを兼ね備えていてスバラシイ。ご近所さんの目を盗んで、桑の実が尽きるまでジュースを堪能しようと思います。