[s'pore][cats]  信じられんよ

余力があるうちに検査でも何でもしてもらおうと思って医者に行ったら、なにかできるステージは過ぎてしまっていました。先週は組織検査をする方向だったのに。1週間で変わってしまった。山の天気じゃないっつーの。

ここ2〜3日、なにも食べない状態になっていて、水もろくに飲めず、脱水がひどくなってしまっていて、検査はムリだと。脱水は強制的に点滴とかで持ちなおせるけど、医者が体温測ったらものすごく低くなってしまっていて、これはダメだと。入院させて脱水を治すにも、明日の朝死んでいてもおかしくないって。もー泣くわ泣くわ。

病院に日参して脱水を補給しながら注射等で延命をさせるか、安楽死をさせるかだって言われた。じゃあもう家に連れて帰ろうと言うと母は治療したいと泣きました。もうムリなんだってば。検査しても、治療に入るまでばにさんは持たないんだって。ネコエイズで超末期までやったこねさんのときよりも、まだまだ全然イケる雰囲気なのに安楽死というのがどうしても納得いかない。現に土星を外されたばにさんは、ソッコーで傷口を舐めまくって我々を慌てさせました。元気そうなのに。いや元気じゃあないけど。うまく言えないけど今日明日死ぬようには思えないの。こういうもんなのかなあ、これで明日死んじゃうのかなあ、そう思うとまた泣けてさー

泣きながら医者と質疑応答を繰り返して、念のためとネコエイズのテストをしたら、陽性でした。6年前にこねさんがネコエイズをやったときにみんな検査をして、あのときは陰性だったのに。原因がわかったので組織検査の必要はなくなり、残った選択肢はインターフェロンの投与のみ。そうしながらばにさんの死を待つことになりました。

呼吸が苦しい以外、苦痛はないだろうということなので、なにが正しい選択かわからないけど、安楽死ではなく、家でゆっくりさせることを選びました。こねさんのときは、安楽死が安らかで楽なものにはとても見えなかったから。納得しての事だったけど、あれで我々はものすごく後悔したし、引き摺りました。ばにさんに痛みや苦痛がないのなら、家でみんながいるところのほうがいいだろうと思ったの。

病院で皮下に水分を注入したり、消炎剤を注射してもらいました。帰宅するとばにさんは声を出して、早くケージから出せといいました。今後も彼が死ぬまで、投薬と無理矢理の水分補給&食事が日に何度も繰り返されます。それがばにさんを死なせないための、素人である我々ができる唯一の事なんですけど。ばにさんはいやがって、食事には見向きもせず、寝ているだけの生活を好みます。それでは死んじゃうので無理矢理起こします。あたしたちがやっていることはばにさんのためになっていないかもしれない。答えがあれば教えてほしい。

ばにさんが死んでしまうことはわかっていたことです。身近に彼を知る我々は、ここ数日ばにさんのそばを通るときはいつも呼吸を確認してて、それはもしかしたら、医者に診断されるまでもなく、もうヤバいって直感的に知っていたのかもしれないと思います。でもばにさんは医者が言うほど差し迫って死にそうではないんですよ。俺ら目が節穴?こねのときも余命2ヶ月って言われて、3ヵ月余裕だった。でもこねは食べてたからな…。

もーぜんぜんネットとかいう気分じゃないんですけど、これからこういうことはまた繰りかえすから、いつか読み返して、将来またペットロスに直面した時の自分のなんかの足しになったらなあと思って書きました。動物病院でadoptionを待つ茶虎の子猫の若さが憎かったです。「ばにー、奪え、生気を!」とか言ってた。病院スタッフ日本語通じなくて良かった。