留守番りょーちん

朝寝坊したのでりょーにゴハンだけやって集合場所に急いだ俺。鬼母。

帰宅すると隣人の家の前の下水溝が詰まって溢れてデッカイ水溜りになっており、アラアラ大変ですねえと隣人と話していたら家の中からムスメが悲鳴を上げながらドアをパンチする音が。ビックリ。そんなりょーちんはじめて。続けてクロネコチンも呼び出したので、会話を切り上げて家に入った。

ドアを開けた俺の眼に飛び込んできたのは、俺&オットの靴&スリッパが散らかされたリビング。スニーカーばかり選ぶのは、匂いの濃さが基準?などと思ったのも束の間、覚悟していた尿臭がないのでトイレに行ったらオシッコしてないの!朝からずっとガマンしてたんだ!あわてて散歩へ。マッハで長々と尿るりょーちん。ゴメンよ…

かわいそうなことをしたので、もう真っ暗だったけど、公園に行って放してやりました。駆けずり回るりょーちん。カワイイ&ステキ。「アハハハりょーちん、もっと走れアハハー!」と騒いでいたら暗闇からカップルの姿が浮かび上がってマジでたまげた。昼間怖い話したから尚更。もうすずしいので肝試しは勘弁。

犬は夜目が利かないらしい。俺は猫派だけど夜目は全然ダメ。なのでりょーは俺にフェイント掛けられ続けて、走り回って、一見楽しそうだったけど、実は俺を見失うまいと必死だったことに気付かなかった。なにしろ俺も夜目が利きませんから。なので俺からはりょーが見えても、りょーからは俺が見えなかったときがあったらしく、気付かずに「アハハこっちだじょー!」などと走ってて背後でドボーンと音がしたときにはもう遅かった。

静まり返る公園。青くなる俺。「りょーちん?!りょーどこー!」叫んでも見えないの!ドボーンってしたけど、池を見ても暗くて草が深くて物音ひとつしなくて波紋も見えず、まさか飛び込んで心臓麻痺とか…と思ったら

ガサガサ ピョーン!

とイキナリりょーの白い顔が草むらから飛び出てきたときにはこっちの心臓が止まるかと思ったマジで。「ヒェッ!!!」と叫んで硬直する俺の目の前で再び消えるりょーちんの顔。「りょりょりょりょー?!」と叫ぶことしばし。15秒くらいしたころ明後日の方向から

チャッチャッチャッチャッチャッチャッチャッ

とりょーの足音がして、「りょー!!!」としゃがむとドスーン!!! と俺の胸の中に犬が飛び込んできました、ズブヌレのが…。もう暗闇でフェイントかけない。帰宅後雑巾で犬を拭いながら満月に誓いました。

夜は夜でいつまでも遊べ遊べとうるさいので、後ろ暗いところがある俺は、やよいさんにもらった中・大型犬用オモチャを恩着せがましく「おニューよ!」と出してやりました。水ボウルの水を1分かけて一気飲みするほど燃えました。俺はすでに二の腕の筋肉等が痛いです。りょーちんはこの調子で下腹のたるみが消えるといいと思います。