あきらめました。

ケガをさせてしまっていたんです。それは時間を追うごとにエスカレートしていて。

 窓ロック、ビフォー
 アフター

窓ロックへの挑戦を発見して、窓ロックを軍手で覆ったり、窓を新聞紙で隠したりしてみたんだけど、ヒマさえあれば窓をこじ開けようとしていたみたい。るなちん(当時)が自分を傷つけるようだったらもうやめよう、と思っていたので、これはいかんと、ドアを開けて、陽台から外へ出て行ってもらいました。

そりゃ葛藤もあったけど。せっかく10日も入院させて、復帰へのお墨付きももらったのに、窓ロックへの飽くなき挑戦で反故にしたくなかった。触らせないるなちん(当時)がひどいケガをしても、あたしは果たしてるなちん(当時)を捕まえて病院に行けるのかとも思った。まあ行けるだろうけど。でも野生動物のるなちん(当時)は、具合が悪くなってもそんな様子を見せないかもしれない。保護をしているはずなのに、ケガをさせてしまったことが、あたしの受け入れ態勢の不備と、野生動物との経験不足を露呈した結果となりました。

というわけで、るなちん(当時)改めクロネコチンは、その後も日に2回ウチに来てゴハンも食べるしバルコニーで寝てます。あたしの非道はゴハン&寝床と天秤にかけて、水に流してくれることにしたらしい。よかった。不幸中の幸いだ。

最近読んだこの本も今日のあたしの決断を左右したかも。「僕たちを愛してください―奇跡を起こした犬たちの物語」/篠原淳美・著 (アマゾン価格超安いな。呪・キノクニヤ) たぶん、動物保護とかに関ってるひとは必読。

相手の気持ちになるというのはむずかしい… 特に俺みたいな思いやりのない人間には。