イベントだった

   新店は 台北市とは 違うなあ

と思わず一句詠むような、通行人の様子でした。さすが台北県。台北市とは一味違うわ。

なんかね、どいつもこいつも、貧乏臭い。で、そんなんだから、野良犬?フン、みたいなかんじ。チラシ受け取り拒否率も高い。一緒にチラシ配りしてたガイジンの女子、しまいにゃキレてた。あたしが笑って、「なんかここの通行人、ローカルすぎてハナシになんないっていうか、あたしたちの活動なんかクソ食らえみたいなかんじだよね」って言ったら、「そう!!! すんごいスノッブよね!!! きっとこのへん、新興住宅地で地価は高いけど田舎で野良犬も多いから、野良犬自体が憎らしいのよこのひとたちは!!!」って、ガイジンなのにスルドイ読みをしていて感心した。この女子は中国語もウマいの。えらいな。

今日はレスキュー担当のSさんが、後半、すごいたくさんワンコを連れてきて、ペルシャの生後45日ニャンコも2匹来て、メロメロでした。手乗りニャンコー!!! 俺の胸で眠れ!!! 保護されたばかりのクッサイニャンコだったけど、かわいくてかわいくて、アタマからバリバリ食べたてしまいたかったです。目ざとくニャンコを見つけた通行人親子(動物好き)が、やはりメロメロになり、連絡先を残してくれました。幸先いいな。売り上げはイマイチだったけど、今回は里親のほうの手配が順調にいったらしくて、よかったです。

で、昨日のadoption担当者のNさんの話をね、Vさんに会ったのでしてみたさ。

「いやーあのNさんですか、Roxy のFoster の件で、今回メールいただいたんですけど、したらNさん、『あたしが里親アレンジ担当なんだからVじゃなくて直接あたしを通せ!』って、なんだかお怒りで。通せも何も、べつにまだ里親候補が名乗りを上げてるわけでもないのに、ちょっとこわかったです。メールだけですからちゃんとお話したわけじゃないのでアレですけど」

と言いましたら、Vさんも、

「なんかNは、中国人(←Vさんがこう言った)に動物をadoption されるのはすごい不安みたいで、それはまあ、こういう土地柄だから、わからないことではないんだけど、彼女はちょっと態度が高飛車というか、歩み寄る姿勢がないのよね。彼女が作ったadoption 契約書も、謎な部分が多いし、英語しかないし…。それにちゃんと毎回、里親とかの話が出るとNを通してるのになあ」

って。聞けばNさんは、中国語が喋れるわけでもないということで、単にワンコかわいさで、頑固になってるだけという印象を受けました。中国語も喋れない彼女がこの国でこういう活動をしていて、理想だけで目先のことに躍起になってもしかたないのにね。ガイジン相手だけの活動をしたい人なのかなあ。そういうわけにもいかないことに、いつ気がついてくれるのかなあ。理想に燃えるのはいいことだけど、結果が出なきゃしょうがないんじゃないか。ワンコの命は永遠じゃないんだし、助けなきゃいけないワンコはいっぱいいるんだし。

それに反してSさんは今日もとても物腰柔らかく、中国語は不自由でもきさくに通行人にワンコをアピールしていて、ウチから持っていった(あとやよいさんから預かってた)不用ペット用品を寄付したら、その場で開けてすごい喜んでたし、いいひとっぷり満開だった。(そうそう、今日はイベント会場を提供してくれたTesco が、やたらいろいろ物品を提供してくれた。なんだろ。ボスが善人?超大方だった。Tesco に幸多かれ)

つーわけで昨日は「なんだかなあ」だったけど、foster のこととかも、SさんやVさん経由なら、問題ないと思う。Sさんがヨシとすることに、Nさんが異論を唱えられるはずがないし。こういう人間関係はめんどくせーけど、知っておけばコトが穏便に運べるから知っとくに越したことはないなあ。

H姐さんが間口を広げたAnimalTaiwan 日本人ヅマ義工スタッフさんがたに、つつがなく活動をしていただくためにも、こういう話も包み隠さずしといたほうがいいよなあと思ったのでした。あたしの文章力のせいで必要以上にネガティブに受け止められるとアレなんですが。まあ決して誇張はしてないので、受け止め方は読者さん次第ということで。以上です。