タクシーこわい

H姐さんのお友達がアンチ・ガイジン運転手にボコられる被害に遭われたそうで。

クルマのナンバーは372−DE。みなに伝言、と覚えてください。

ナンバーからタクシー会社が照合できないかネットで調べてみたけどそういう機能は見つかりませんでした。ヒットしたのはスゴイ数の悪劣タクシー晒し上げ書き込み(もちろん中国語)。ナンバーも晒してた。当て逃げ系が多かった。逃げるだけならまだしも、タクシーの方からぶつかってきたくせにクルマ降りて詰め寄って怒鳴りまくるとか… みんなイヤな目に遭ってるんだなあ…

前に犬師匠Aさんが教えてくれた、天母在住の日本人奥さまがタクシーで揉めてボコられたという記事も発見。寒くて訳す気しないんで気合で読んでいただきたい。

日僑計程車驚魂惡司機繞路又打傷母子。 2005-01-08

(記者彭華幹∮台北報導)這等惡司機!一名趙姓日僑婦人,昨天下午帶著兩個小孩從捷運芝山站欲搭乘計程車回天母,但在途經中山北路六段時,疑與司機發生口角,竟遭對方毆打負傷,趙婦被送往陽明醫院,雖然傷勢並無大礙,但由於這是罕見的日本籍僑民在台遇到暴力攻擊事件,警方深表重視,士林警分局依車號CD−620追查,發現是一部靠行車,司機始終不願主動到案說明。

警方說,該案發生於昨天下午二時許,42歲的婦人趙倩婷帶著一子一女,從捷運芝山站出來後,就坐上由司機辜國泰駕駛的「怡昌」車行牌號CD−620計程車,她上車後表示要回天母,並告知司機如何走,之後就與子女以日語交談。

趙婦表示,她懷疑司機是欺負她是外國人,以為繞路她不知道,於是當場就在車上與對方吵了起來,她一氣之下,表示要報警,司機卻出言恫嚇表示要將她們載到台北,不讓她們下車。而當車到中山北路六段福林路口的僑園飯店時,趙婦趁紅燈時拉著兩個小孩就要下車,這時司機竟也追下車來,至少追逐她達30公尺,最後終於追上把她的頸部掐住壓在地上,同時毆打她臉部,造成她多處瘀傷,而她的大兒子為了保護母親上前阻擋,竟也遭到對方掌摑右臉,母子三人遭到大漢毆打,最後還是路人出面才告解圍,打人司機悻然逃離現場。 .....2005-01-08【台灣日報】

被害者は厳密には日本国籍の華僑の方だったそうです。お子さんをふたり連れていらしたときに被害に遭われ、運転手との会話がどの程度中国語だったかは不明ですが、降ろせと言っても降ろさずに「台北まで行く」と恫喝され走り続けたので、赤信号を利用して逃げ出したら追ってきて、このお母さんを地面に叩きつけて殴りつけたうえにかばおうと割り込んだ子供まで殴打、通行人が介入して、運転手は現場を離れたそうです。外国人相手の事件ということで警察が事態を重く見て追跡したそう。クルマのナンバーはCD−620。天母&士林エリアの方はメモれ。

2年前の冬だったかなー。夕方、中山國中に行くのに、故宮前からタクったの。したらすごいおじいちゃん運ちゃんで、なんか話してるうちに「いいタクシーとそのサービスとは」みたいな会話になり、「故宮前で昼間待ってるタクシーは乗車拒否るので我不敢」という話をしたら、

「昼間あそこで客を待っているのは悪いタクシーだ!夜はちがう!夜の故宮前は無線契約をした我々の基地になってるんだ。無線契約は月に数千元払ってお客さんを回してもらうシステムだから、そのぶんこっちもまじめにお客さんを乗せるから安心だよ。観光客を食い物にしてるあいつらとはいっしょにしないでくれ!」

そしてたまたま走ってた反対車線のタクシーを指し、「あれを見ろ!『怡昌』って書いてあるタクシー、あれはダメだ、絶対ダメだ。あれはどいつもこいつも悪いタクシーだから絶対乗るな」と、なんの恨みがあるのか、超警告してくれたのでした。アツいプロ根性、ステキとか思って楽しいタクシーの思い出となりました。で、記事を読み直してください。加害者運転手の所属タクシー会社名。「怡昌」なんですねえ…。やっぱそういう体質の会社なんだーと、なんかすげえ怖くなった。むやみに怖がるのもどうかと思うけど、知ってれば避けられることってあるんだねえ…

こちらの記事(2005年11月)によると、タクシー運転手による加害事件対策のため、車体と運転手をワンセットで登録させ衛生等を使用して管理するプロジェクトが進行中だそうです。この先3年で10億元かけてやるってさ(遅いよ)。記事によると現在就労中のタクシー運転手の実に3万8千人に前科があるそうで…

クルマ呼ぶときは「婦協」。流しを捕まえるときは「巨線」か「大車隊」など大手。個人タクシーと汚い車には乗らない。ウッカリそういうのを停めちゃった時は、ケータイに電話がかかってきたフリをして「ごめん!お客さんからだ!これ出なきゃ!行ってください」と断るなど、まあ自分でも注意してるつもりだったけど、不安は募るばかりだね。

タクシーのこと調べてたら、台南の警察の、「女子供の安全空間」とゆーコーナーで、シチュエーション別安全対策と心得リストがありました。タクシー編はこちらから(中文)。ほかにも「在宅編」「徒歩編」「バス編」など参考になります。以下は簡単な訳です。復習までに。

  1. 自分から寄って来たタクシーには乗らない。
  2. 窓が不透明なものや視界が明瞭でない車には乗らない。
  3. 内装や様子がなんだかへんな車には乗らない。
  4. ナンバーがよく読めないものやナンバー自体がない車には乗らない。
  5. 前のシートが倒れている車は誰かが隠れている危険性があるので乗らない。
  6. ウィンドウのハンドルやドアの取っ手がない車には乗らない。
  7. 乗車後すぐに半ドアのふりをして「ちょっと待って!」と発車させずにドアを開け、ハンドルが正常に機能しているか確かめる。
  8. 運転手が酒気帯び、または服装など正常でない場合は、次の交差点などと告げすぐに下車するか、慌てずに、赤信号を利用して下車する策を練る。
  9. 乗車するときは運転手の後ろの座席に座ることで以上を発見したときに逃げやすくする。
  10. 黙ってタクシーのナンバーや運転手の登録番号等をメモする。
  11. タクシーに乗るときは友達に見ていてもらい、ナンバーを控えてもらう。
  12. 運転手の提供する飲み物などは飲まない。
  13. 乗車時は寝ない。悪いやつを乗せるチャンスを与えない。
  14. 運転手とはあまり話さない。話す内容は当たり障りのない話題にする。
  15. なにかあったときは携帯電話のメッセージを発信するなどして助けを呼ぶ。

まえに大使館(経済代表処)発行の安全対策ハンドブックみたいのに、「タクシー乗車中に犯罪に巻き込まれそうになったら(ならなくてもなにかヤバイと感じたら)大暴れしてとにかく脱出するみたいな主観至上主義かつ極端にエキセントリックなワザが推奨されていて素人目にも現実的ではないなあと思ったことを思い出した。オリジナル発見したらまた晒します。