初眼科 〜霰粒腫の巻〜

コトのはじめは2週間前の木曜日。朝起きたら左目の下マブタの、眼球に接するフチの部分が一部腫れていたのでした。

痛くも痒くもないけど赤くなってて、下マブタのまつげの生えてるところに赤ニキビができたみたい。マブタをめくると、患部附近は結膜炎みたいに赤くなってて、その赤のなかに、ちっこい白い点が2コあった。あらいやだ… なにかしらコレ… でもコンタクトすんの止めれば治るだろうと高をくくり続けたあたしがバカでした。

マブタの内部の白い点は増えることさえないものの、なんだか移動しており、外界に向かって移動しているふうで、それがまつげの生えてる外界に出てくると、赤ニキビ様ステージを経て、「なんか中にコリコリした核を持っていますよわたしは」というイボ様ステージへ突入。それに耐えると3日くらいで核のコリコリが、知らないうちにポロンと取れて、症状は快方に向かいます。唐突に。ちなみにコリコリはモノに拠るけど1ミリ足らずで、異様に硬いの。恐怖よ。ポロンと取れる寸前に痛み出したりする。生みの苦しみってやつか。

ネットで調べてみたら、霰粒腫とゆうやつみたいだった。

■ 霰粒腫 (chalazion)
まぶたにある,涙の脂肪分を出すマイボーム腺がつまってしこりができたもので,上から押さえるとコロコロしたしこりに触れます。麦粒腫に外見上似ていることもありますが,痛みのないのが特徴です。ときに,そこに細菌が感染し炎症をおこす場合(急性霰粒腫)があり,そのときは痛みがでてきます。しこりが小さければ自然に吸収されることもありますが,徐々に大きくなってきたら.手術でそのしこりを摘出しなければなりません。しかし,最近ではしこりのまわりに副腎皮質ホルモンの注射をして吸収させる方法もあります。しこりが大きいのにかかわらず放置しておくと,しこりが眼球を圧迫し,角膜乱視を引き起こして視力障害を起こす場合もあります。

この「手術」の二文字が俺を目医者から遠ざけたわけ。結局、日曜日の朝にそのコリコリが取れて、だいぶ良くなってたんだけど、ここんとこ忙しいし、ちゃんと治そうと思いまして、大直の目医者に行きました。女医さんで日本語を喋ります。

「もう1週間くらいこうなんですけど、昨日中のモノがポロンと取れまして、その何かが取れた後はイキナリよくなるんですけどそういうものなんでしょうか」と言うマナイタの上の俺に「いやそういうものではないです」と言いながら綿棒二刀流な女医さん。「ちょっと上のほう見ててくださいねー」と言うなり

1本の綿棒でマブタをめくり、もう1本の綿棒を眼球とマブタの間に突っ込み、患部を絞り始めたよ…

いいいいたいせんせいいたいいたいいいいいとガマンできたのはほんの5秒でした。笑う女医と看護婦(笑うか?!)女医に促されて看護婦が麻酔系なのかな、目薬をバシバシ入れてくれましたがその後の処置も痛いことには変わりなかったです。

先生、コレは何だったのでしょうか。「これはバイキンのせいです。軟膏と飲み薬を出します」どのくらいでまたコンタクトできるようになりますか。「3日で治ります」

みっか!!!

俺の約二週間の忍耐が!!!俺を二週間苦しめ続けたこのへんなイボが、最先端医療の前ではたったの3日!!!

あーーーーーーーさっさと医者行けばよかったーーーーーーー

処置、ほんの数分。それもげっそりするほど痛いし。悔しいから角膜も診てもらった。もう15年ハードのコンタクトだけど、角膜は別に傷もついてないとお墨付きをもらって帰宅。ぐったり帰宅。