いい出会い

夕方公園に行ってふたりを遊ばせていたら、おそろしく発色のいい白と茶色のビーグルが突っ込んできてビックリした。

飼い主が慌てて引き離しにくるのかなあと、ニコニコ待っていたら、飼い主、すんげえいいひとでビックリした。開口一番「こんにちは〜!あたし、犬同士遊んでるの見るとうれしくなっちゃうの!」だったんだぜ? 台湾でこんなサワヤカな飼い主を見つけるのは、佐渡のトキより難しいよ!!!

あたしもっすよ!!! でも犬同士遊ばせてくれる飼い主って少なくないですかっ?!と食いつくと、そうそう!と意気投合。子供好きのりょーと大きい犬好きのビーグルは挨拶もそこそこにもの凄いスピードで転げ周り、チビタンもキョドりながら参戦していたのですが、りょーの本気ダッシュに追いつけないビーグルが興奮して走りながら文句を言いはじめた(猟犬らしくてイイね)ころ、チビが「ナヌ?俺の女にコノヤロウ」と思ったかどうなのか、とにかくイキナリ顔つきが豹変し、走り狂う成犬2匹の、ビーグルのお尻に噛みつこう、噛みつこうとするので驚いたよ。でもチビはチビで弱いから、顔とかには攻撃にいけないさ。お尻がやっと。ビクビクやってたからヘンだから気付いた。チビだけ目がマジなんだもん。

成犬たちはチビタンのことなど眼中入ってなかったですけど、チビがガウるのは相当なことなので、リードつけて隔離。キバは剥いてなかったけど、あのまま放っておいたらビーグル泣かせてたと思う。チビタンは、飼い犬同士の遊びの追いかけっことかに、まだ慣れてないのかもしれない。「このひとたち本気なのかな?なんか物騒でヤだな」と思っちゃうんだろう。チビタンは普段から、律儀なほどに犬ジェスチャーをしてくる子だから、今日の成犬たちみたいに、挨拶もせずに追いかけっこでワウワウ言うのはマニュアルにないんだろう。体が小さいからまだ自信がないのかもしれない。

サワヤカ飼い主さんはそんなことも気にせずに、りょーとチビにもお水をくれました。どうもすみません〜と言ったら、「狗開心就好!」と、あんたどこまでサワヤカやねん… と、俺様おおいに感動いたしました。残念だ、お住まいが大安だなんて…