電線ドロボウとパンいち息子

今日は朝からこれでもか!と暑かったです。

でももうすぐチビタン帰ってくるし、とお掃除してたら、りょーがワンと吠えました。陽台から見たら、ウチの前で、お隣(屋台をやってる)のオバサンと、知らんオヤジがいて、ウチの門のところの電線を、力任せに引っ張っているではありませんか。なんだよもう!!!

また電話線をどうかされたらたまんないので、なにしてんすか!!! と出てった。そしたらオバサンは驚くでもなく「使ってない電線取ってるの」と。見るとオヤジ(明らかに怪しい。間違いなくカタギではない)が、取った電線をグルグル巻いているところだった。「それ電話線じゃないですよね。ウチ今月もう2回も電話線おかしくなって、中華電信呼んでるんですよ」と超ブッチョーヅラで事実をやや誇張して言うと、オバサンはあさっての方向を向いて「それは網路(インターネット)のせいじゃないかしら…」「いや網路はぜんぜん問題ないんで」 このアマ、一枚噛んでやがんな… と俺は直感BUT証拠はなく。

家の前で白昼堂々怪しげなことをされていて不快に思うワタクシ。まさか家から俺が出てきて物申すとは思わなかったオバサン。ばつが悪いのか、オバサンは俺に構わず別の方から出ている電線を指差してオヤジに「あれも取れるんじゃない?」 まだやんのかよ。オヤジは怪しさ炸裂のキモイ笑顔でぐるぐるに巻いた電線を俺に見せて「これは電話線じゃないから!第四台(ケーブルテレビ)だから!」と俺に近づき(後退する俺)、オバサンが指摘した線を指差して「あれはどうかな!中見せてもらっていい?」じょうだんじゃねえよ。ゴミを見るような目で「不要(いやだ)」と答えて、ふたりを睨みつけて門を閉めました。

まったく意味が分からない。ありえない。そういえば政府広告で、不法に電線を盗むやつがいるってCMやってたなあ、あれか、と思いつつ掃除を再開して、ランチを食う気も起こらない暑さのせいで電池切れになった俺が死んでいると、時刻はもう夕方。「ママお疲れさん。次はりょーのお散歩ですけど」と迫るりょーさんを連れてお散歩に行きました。ママ業は甘くないぜ…

で、戻ってきたら、家の前にクルマが停まってた。となりの家(金持ち。国民党支持)のニートのバカ息子(20代後半・カーキチ)が、なぜかわざわざウチの門の前50センチにクルマを停めて、自分ちからホースを出して、洗車していたの。このバカは雨の日でも洗車するの。台湾では珍しいイケメンなんですけどバカじゃ糞味噌の足しにもならねえ。

糞味噌はいいんだけど、最近暑いから、このバカ息子、洗車時にパンツ一丁なんですよ。見たくねえんだよ…。トランクスはトランクスなんだけど、なんかヨレーっとした生地で、生々しいのよ。もう数回目撃してて、そのたびに苦笑で「ああこんちわ…(&うんざり溜め息)」という弱い主張を繰り返してはいたのですが、いかんせん台湾人相手には、通じてなくてね。でももう今日とか暑かったしさー、家の前に水溜り作られて、そこを犬連れて、なんで自分ちに入るのに他人のクルマと門の隙間50センチで犬とヨロヨロしねーとなんねーのよってぐったりしちゃって。なのにバカはなにも言わない。暑さのせい。暑さが俺に言わせた。

「なあにいさん、なんか着ろよ」

にいさん驚いてました。そのリアクション、俺のほうが驚くっつの。見せてたの?サービスだったの?御免被るよそんな鶏がらみたいな痩せ男子の裸体なんて。その一部始終を、昼間の電線事件のオバサン(家の外で井戸端会議中)が見て、絶句してた。いつもにこやかでおとなしい日本人妻の皮をかなぐり捨てた俺を見ろバーカバーカ日本なめんな

どっかにねーかな台湾人の住んでない地区。