純血ペルシャの謎 〜解明編〜

Animals Tawian に保護された純血ペルシャ猫23匹は、繁殖屋の投棄ではありませんでした!

ストーリーはこうです。

あるところに男がいました。男は猫好きで、賃貸アパートの自宅で猫をケージに小分けにして、実に23匹も飼っていました。ところが1ヶ月ほど前に職を失い、猫たちを養うことはおろか、家賃も払えなくなりました。大家は男に、「5日やるから猫と自分の行き先を探せ」と最後通告。男は新しいアパートを探しに行き、そのまま帰りませんでした。

で、この大家だか、男に依頼された人物だかが、その間猫たちの世話をしていたんですけども、いいかげんうんざりしまして、アパートから猫のケージを出して路上に放置。「誰か持ってけ」という意図の下に。そこへたまたま犬の散歩中だったAnimals Taiwan のメンバーが通りかかり、繁殖屋の不法投棄だと思って警察に通報。すぐに事情を知ったものの、男をしょっぴいて猫なんとかしろって言ったところでこの男には猫を養う経済力はなく、しょーがないのでAnimals Taiwan でとりあえず、保護することになったそう。

面倒見れないなら飼うなっつー話です… 難しいことじゃないだろう… もうなにがなんだか…

予防接種も避妊・去勢もしていない猫たちですが、連絡を受けた時点で心配していたような状態ではなく、健康状態は至って良好でした。みんな耳ダニがいたけど。これは薬で治るから没問題。里子に出すのか、男が何匹か引き取るのか、詳細や先のことはわかんないけど、猫たちが元気でよかったです。

というわけで、AT ボランティアさんの凄腕子連れ獣医Aさんと、いつもまめにお手伝いしてくださるKさんに、急遽お手伝いを依頼しました。Aさんは暑い・汚い・物資はない、という野戦病院さながらのAT 事務所でも顔色ひとつ変えることなくサクサクと実にプロフェッショナルに、猫たちを診てくださいました。ありがとうございました!!! その間、Kさんはたったひとりで犬たちの住居スペースの掃除をしてくださり、そのあとでAさんのお嬢さんをベビーシットしてくださいました。ありがとうございました!!! あたし?あたしはそばでウロウロオロオロしていましたけどなにか?

猫はすっごくかわいかったです。噛み付いたり引っ掻いたりする子もなく(奇跡だ)、こんな状況下でも甘える子さえいるしまつ。持って帰りたい〜を連発しながらの作業となりました。ペルシャでも、みんな顔がクシャっとしてない子達なの。チンチラみたいな。抱っこするとくたくたで、もう激萌え。みんなすっごくいい子だったの〜。

たぶん大多数を里子に出すことになると思いますんで、興味のある方はご連絡を! でも避妊・去勢して、耳ダニとかが治ってからになります。ニャンニャン