どうしてケンカをするのかな

今日事務所に行ったら犬がケンカをしやがりました。

ウチの子がそんなことをした日には、縛り上げて埋めます。でも事務所の子なのでそんなことできません。穏便なやり方は超説教法しかありません。怒鳴りつけられた子は「おこられた… テヘ」みたいな顔をしていましたが冗談じゃありません。やられた方はヘタしたら死にます。もうホントに犬ってやつは。

S曰く、犬に手っ取り早く誰がボスか分からせるには散歩に連れて行って主導権を握ってみせるに限るそうだ。でも俺はそれはどうかと思う。メシだよな。誰がメシ食わせてくれてるかだ。それは台湾女性ボランティアRだけど、犬は人を見るさ。RはなにかするときはSに確認する立場で、しかも女性。だから犬たちはSをRより上だと認識してて、Rの言うことは聞くけど甘えてる。まったく犬ってやつは。

Rでさえそうなんだから、たまにしか来ないボランティアの前だと勝手なことをしやがるよ。毎日入れ替わり立ち代りで来るひとたちはみんながみんな犬に厳しいわけでなく、家庭犬の基本が入ってない中型犬に強く出られるひとも多くないだろうし、甘えて飛び掛られてビビっちゃうひともいるわけで。しつけなんか一朝一夕でできるもんじゃないし、一度や二度散歩させたところで覚えちゃいないし、犬は賢いから、お世話しに来てくれたひとを試すようなこともするさ。「俺こいつに勝てるかな、やったろ」くらいの軽い気持ちで。犬のこういうところ、実に腹立たしい。忘恩の輩め。

たまたま縁あって拾われて三食昼寝付きで雨風しのげてそのうえいいおうちを探してやろうって言ってんのにそこへなんの不満があるのか。不満があってもぐっと堪えて仲良くできるようじゃなきゃこの先やってけねえんだよ!ケンカしてケガしたらまた医療費かさむだろうが!それでなくてもカツカツなんだよ!と犬に言いたいのは山々ですが言ってもわかんねえからな。不満があるやつは俺が相手になるっつの。

その点ネコはいい。ネコはいいさ。