Minimal Cafe (極簡)

そこはネコ天国。住んでるネコも天国だと思っているだろう。

オサレでモダンなエントランスを入ると、若くてイキのいいネコ様がうじゃうじゃよ。お店にあったネコじゃらしで遊んだら、時間が開店して間もなかったからヒマだったのか、もームキになってくれて、ネコさん3匹まとめて宙返りさせたりすっ飛ばしたりして遊び倒しました。

トイレに行ったら鼠のように小さなニャンコがいました。ドアと床の隙間から、入ってきたようですニャン。あぶないなと思っても、他にも尻尾をケガしている子がいたりとか、床でネコがしとめたらしいGが死んでいたりとか、そういうことをお店のひとに言っても、すべて返答が「没関係」で、接客そのものを拒否しているかのような店なので、店員さんに余計な口を聞いてはいけないらしいぜ。つーか本当のネコ好き以外は絶対行かない方がいい。ネコがお客の水を飲みますし(ラブー)、ネコがお客の水を倒しても、店員も客も何も言わず黙々とモップを動かすだけよ。なにごともなかったかのように当事者たちは無言。ネコに水を飲まれた、ネコに水を倒させた、客が悪いのです。しかしそんなことを口にする必要さえないのです。そんな暗黙の了解が成り立っている店なのです。おもしれーよ。ここがこの店の、ネコ以外のみどころと言えるでありましょう。

でも、帰りにお勘定したときに、「動物台湾(AT)ってとこで義工(ボランティア)してるんですけど、フライヤー置かせてもらえないか、老板に訊いてもらえます?」と、ATが最近作ったニャンコフライヤーを束で渡したら、鉄面皮かと思われた店員さんが、初めて笑顔を見せてくれました。笑顔でフライヤーを手に「謝謝」と言われたことが、それまでの店経験からかんがみるにつけて、実に意外でした。悪いひとたちではないのだ。ネコ好きに悪いやつはいないしな。

ぜってえまた行く。画像はそのうち、Yさんのところで見るがいいよ。→極簡cafe で猫まみれ(リンク追加:1月23日)