Uちゃんがすごい

UちゃんはAさんのお嬢さんで、2歳。体重は10キロくらいという立派な幼児です。

毎回Aさんと一緒にAT事務所に来てくれて、俺を「ななえねえたん」と慕ってくれています。俺がチンガポーに帰っていたりしたときは、Aさんに、「ななえねえたんはシンガポール?」と訊くなど、2歳児にあるまじきボキャブラリーも兼ね備えていておもしろい。が、おもしろいだけじゃなかったのです。

母娘がペットショップに行ったとき、店内に捨て猫もらってくださいの、子猫入りのケージがあったそうで。そしたらそれを見たUちゃん、ケージの前で、「ななえねえたんが来てくれますからね」って子猫を励ましたんだそうです!!! すげえ!Uちゃん、俺の活動を、理解していたのです! 街で野良犬に会ったときも、「ななえねえたんが来て抱っこしてくれますからね」って言ったって!Aさんも、わかってたんですねーって、驚いてました。いやあ俺も驚いた。ななえねえたんは、事務所で犬の群れを相手に大声張り上げたりウンコ片付けたりしてただけだったのに。Uちゃんは事務所がどういう子たちの場所か、誰も説明してないのに、わかってたんですなあ。子猫を迎えにいったり犬を抱っこしたりしませんが… 美化してもらって悪いけど…

さらにUちゃんは、Aさんがチビタのお見舞いに行ってくれたときも病院へ同行してくれていたんですが、チビタを見て、「りょーちゃんは?」って訊いたばかりか、チビタを見ながら「またこのワンワンとお散歩する」って言ったそうです(画像参照)。2回くらいしか会ったことないのに、よく覚えてるもんだなあ。すごくねーか? クルマの車種ぜんぶ暗記してるビックリ幼児とかテレビでたまに見るけど、ああいうやつでしょうか。

明日はそのUちゃんとAさんが、ホネホネ★チビタに会いに来てくれます。子供フェチのりょーもよろこぶことでしょう。明後日はAチンタンとRRさんが来てくれるよ。もしかしたら鼻の短いお子さん連れで。Aチンタンは電話で湿っぽかったので、俺を泣かさないでくれるといいのですが。俺が泣くとりょーが逃げるのですよ。

ところで今日AT事務所から電話が。取り損ねたので折り返したら、Sが俺を心配していた。Sのことすっかり忘れてた。いやいや心配しないでホントもうだいじょうぶだから!と空元気を強調。そうそうチビタも帰ってきたし、と言ったら、なぜかすごく痛ましいかんじで、「オーウ」と言われた。心配かけてごめんなと電話を切ったが、客観的に考えたら、あたしはチビタの安楽死およびせめて帰宅をとウザがられるほど主張していたから、最後までがんばる派のSや医者たちとは意見が対立していて、でも結局チビは持たずに死んじゃったから、SはあたしがSや医者を恨んでいると思ったのかもしれない。ことチビタに関しては、そう思われても仕方がないほどいちいち感情的でしたから、無理もないけど、恨んでないよ。チビタはどうかわかんないけどネーなんちて。