くろぐろ、ではなく

朝Sean に来てもらって、昨夜庭に生け捕った黒淑女犬を獣医さんへ連れて行ってもらう。

だっはー

黒淑女犬、静かに一夜を過ごしてくれました。ピーともプーとも言わなかったので凍死しているかと思いましたが、朝になったら昨夜見向きもしなかったゴハンもちゃんと食べていて、ニコニコで迎えてくれました。

夜はよく見えなかったけど、黒淑女犬のびっこの原因は、手首部分がなんだかぼこっとしていた前足ではなく、それはただの古傷で、実は後ろ足の内側をほかの犬に咬まれて怪我していたからなのでした。パックリ開いてんの。うひーと思った。知らずに追い出さなくてよかった。

Sean に「この犬、どうしたい?」と訊かれたので、「ウチは今もう1匹って余裕ないし、ATもいっぱいだし、足に問題がなければ避妊して外に放すんでいいんじゃない?」と答えたところ、「いい犬だから事務所で里親を探したらいいと思う。Rita に訊いてみないとだけど」とのこと。あらやっぱり一目見てわかりまして?黒淑女がいい子だってこと!とほくそ笑む俺。

獣医さんに行ったSean はすぐに黒淑女犬と事務所に帰ってきて、なんでかというと黒淑女犬は触診の結果どうやらすでに避妊されているとのことで、予防接種だけで帰ってきたからでした。Rita はチビタの一件で俺がもうATに戻ってこないと思っていたためか、Sean に積極的に、S(俺)がレスキューした黒犬を置いてやろうと進言してくれていた様子。気を遣ってもらわなくてもいいんだけどなー。でもうれしかったです。黒淑女はほんとにおとなしくてやさしい、いい子だから。

名前つけていいって言われたのでズバリ「黒黒(へいへい)」と答えましたら、洗濯中のSean が苦笑していたのを見逃さなかったです。なんでよ。でも事務所で黒黒とまったりしていたYさんもあとで「ホントいい子だよねー、くろぐろ」とわざと音読みしやがって、くやしかったです。

 命名・黒黒。

チビタがお前に与えた運ですげえ人生を勝ち取るのだ、黒黒。幸運の女神様は前髪しかないのよ!!!