アンジェリカ姫

構うと犬たちがうれしくなって騒ぎ出すので、ソファに俺の巣を作って寝転がってました。

ステちゃんは大喜びでソファに上がってきたけどすぐに暑くなって降りました。なので足元にステちゃんカイ君シェリをはべらせ、隣にティンちゃん。ティンちゃんは普段は舐め犬でしつこいこと山の如しですが、ソファで隣にいさせてあげるとおとなしくて静かなのです。不思議。そこへアンジェリカ姫がやってきました。


あ、しまった、リサイズすんの忘れてた。まいっか。

どうですかこの美貌。でもアンちゃんはすごく気さくで、自分が猫だということをおそらく知らない三枚目キャラです。よくステちゃんと寝てるんだってさ。アンちゃんがソファに来てくれました。そして俺を見つめる顔が、なにやら静かに興奮をはらんだ様子だったので、これはまさかと思ったら

モミモミモミモミ

痛えええええええ!!! 爪爪爪爪!!! すっげえ痛えー!!! 身悶える俺。しかしすぐさま、はっそうだ、カメラ!と痛みをこらえつつ自分撮り。アンジェリカ姫は器用にTシャツをまくり上げて、素肌の腹を揉み倒します。せめて布1枚隔ててくださいとTシャツを戻そうとするのに、揉んで揉んで揉んで揉んで、素肌になるまで俺の腹の上でグルグル回ってぐはーとか言わせて、そして腹へ戻って「素肌素肌」と素肌を探るのです! なんで?! いたいいたいいたいいたい! でもうれしい…!

パンツの中も念入りに

あああもうダメ痛すぎ俺痛みに弱いからあああああああもう勘弁してマジでギブギブとアンちゃんをそっとおどけすると、アンちゃんは涼しい顔で「あ、そう」とまたソファの背に座り、なにやら満足そうに目を細めて腹の傷を確認する俺を見下ろしているのでした。ドSだ。恐ろしい子

はーキビしいプレイだった新境地だったよと言ってマンガを読み始めるのですが、またしばらくして視線を感じてよせばいいのにアンさんを見ると「撫でろ…心行くまで」みたいな顔をしていらっしゃり、ネコ好きなので抗い難く、せっせとお撫ですると、頃合いを見計らってよっこらしょ、とソファの背から俺の腹に…! なんで断れないのでしょうか…?! ザッツネコマジック…!

痛い痛い痛い痛い

腹にネコ様をお乗せして痛みに悶えつつもその様子を愛でるのにガン見の俺。痛い、でも、うれしい。痛うれしい…! いやでも冗談抜きでほんとに痛かったです。半端ない。でもそれだけの価値はあったのです…

俺view。ティンちゃんとアンちゃん
ネコパンチ

ネコ様はほんとうに、すばらしい。