さよならルナスケ

ルナスケのオーナーが、彼女の知り合いを当たってルナスケの面倒を見れるひとを見つけたの。そのお友達Tさんに電話してみたらすぐに引き取りに来てくれるとのことで、昨日の夜に引き渡しをしました。ルナオーナー、ATに戻せと俺に指示することもできたけど、ルナスケのためにおうちを探してくれてありがとう。

Tさんとご家族は、よさそうな方たちでした。ルナを抱いた俺が登場したらすごいニコニコで、慣れた手つきでルナスケを抱っこしてました。ルナスケの今度のおうちは、ネコとマルチーズを飼っているお宅。りょーと違ってマルチーズならマジケンカになっても死にやしないだろうし、犬のオーナー同士が個人的な知り合いなのはなによりのこと。ルナスケのごはんと、俺製作ルナスケ申し送りリストと、ルナスケが気に入ってたおもちゃをいくつか差し上げました。ルナスケは案の定「えっなに?!ちょっと、なになになに?!」という顔をしていたので心臓が押しつぶされそうになり、帰宅後ルナスケの痕跡を消すお掃除大会になったのは俺がまだ甘いから。

さびしいというか、ほっとしてます。ルナスケを殺さないでなんとかここまで来れたこと、ご近所さんに文句言われた翌日に引き取り手が見つかったことを、チビタ大明神様にお礼申し上げました…

悪いけどほんとにほっとしてる。性格は、人間も犬も、簡単には変えられないもんですなあ。だったら変えなくていいところで、幸せに暮らしたらいいよ。ルナスケがりょー憎さに後ろを振り返りながら階段を蛇行するんで、俺すでに階段で3回転んでました。踏まなかったのは神様が守ってくれたからだと本気で思う、だって3回だよー? 日を追うごとに俺への依存が強まって、足元にへばりついていて、危ないったらなかった。俺が動くとりょールナも動くのでルナが吠え、怒鳴る自分がいやでいやで、ここ2週間、日中はほとんど動けませんでした。動かないか、出かけてた。あたしがいなければルナは頼るひとがいないので、りょーにたてつけず、吠えないから。無理は続かないね。ご近所さんも限界に達してましたね。よく我慢してくれたと思うよ。もう1ヶ月だもん。

最後まで面倒を見切れずに心残りですが、他人の犬だし、素人が個人でできることは限られていますから、今回のあたしの仕事はルナスケをATから救い出して強引にでもリホームすることだったんだと思うことにします。そう思わなきゃやってやれん。意味のないことではなかったと思う。あのままATにいさせてこの寒さに耐えられたか疑問だし(あいつたぶん5歳超えてる。ルナスケオーナー、たぶんだまされてる)。だからルナスケさんはあたしを恨まないように。

さあ、風邪を治そう。洟のかみすぎで3日前から右耳が詰まってどうにもなりません。痛いし。