土狗万歳なのに

そうそう、土狗といえば。ATのHPに、台湾犬保育中心のサイトがリンクしてあったんです。でもそのサイトの責任者である台湾土狗界の有名人がブリーダーでもあることから、ATからリンクさせるにはふさわしくないと苦情が出てリンクをやめたの。

でもWebmaster のひとが、ATがどの程度ブリーダーにアゲインストなのか、ATとしてのスタンスがよくわかんないしこのリンクほんとに外すべきか投票してほしいと提案。みんなが無視するリンクならいいけど、解析してみたら一番多くのビジターが飛んでいってることがわかったらしくて、ちゃんとしたいらしい。まあATサイトを見に来るほど動物好きでこっち住んでるひとだったらまず見に行くだろうな、あそこは。

実はこのサイトのリンクを教えたのはあたしで、前にチビタを英国に送る話が出たときに、飼い主さんになるひとに、台湾の犬ってこんなんですよというのをご紹介する文章を書いたことがあって、そのとき付けたリンクだったの。ははは。もともと土狗好きだし、世界一すばらしい犬たちだと思ってますから、そらもう誇りに思いつつリンクを貼ったものさ。しかし幹部&部外者の動物愛護関係者は一丸となって「ブリーダーなんてとんでもない!しかもなにこのひと!こんなに攻撃的な狗を作って!」みたいな。攻撃性のある狗ばかりを作っているわけではないのだけど…。台湾犬の素敵なこともいっぱい紹介しているのに…。極端に減点法で。

こっち住んでる外人はおろか、ローカルだって土狗とほかの国の土着の犬の違いを説明できるひとは少ないはず。もらってくださいって言ってる犬を正確に語れないのは問題だと思うんだけど。土狗ブリーダーって言ったってそれは自称で、言ってみりゃニコニコそこらへん歩いてる犬たちはみんな土狗でしょう。土狗=野良犬って考えてくれたらいいと思うんだけど。混血が進みすぎて純血作るのはもう無理なんだから、ブリーダーが残そうとしてる「土狗」もそこらへん歩いてる野良犬も、まったく同じといっていいのは想像に難くないでしょうに。そういう犬たちを紹介するのにはうってつけのソースだと思ったんだけど。自分らで土狗紹介文をつくったっていいけど、そのためのリサーチをすれば必ずこのブリーダーが出てくるんだから同じじゃん?

たぶんリンクは外されると思います。残念だなあ。土狗関連の情報の宝庫なのに…。外人たち、とくに中国語をかじっただけのひとの「土狗」のイメージの悪さは異様。さては外省人に意味を聞いたなと思うほど。そうじゃない、身近な土狗のよさを万人に知らしめたかっただけなのになあ残念だなあ。外人でこっち住んでてわざわざペット屋で犬買うとか、マジでもったいないと思う。言い換えれば、愚の骨頂。心からお気の毒だとさえ思うから、自信を持ってお勧めできる、ATの子をもらってほしいのに。幸せおすそわけしたかったのにな!残念!自分で作るしかないか、海外発信用の土狗サイトを…!