インドインドインド初日

りょーちんをホテルに預けてから空港へ。シンガポールでトランジット後、目的地のコーチンまで、上空での時間はトータル9時間。まずまず。

コーチンは南インドのケララ州にござんす。 「地球の歩き方」では後ろのほうに5ページほど紹介されているだけの、小さな港町です。事前にホテルのブッキングをするのにネットでいろいろ調べたけど、5ページという扱いにしては目玉が飛び出るほど高いホテルあり、そこそこ高さのある新しいビルありと、豊かなのか貧しいのか新しいのか古いのか、よくわからなかったの。

実際、着いてみると空港からして新築(聞けば築7年)、送迎で待ってる車もスズキやヒュンダイやランドローバーなんかの新車が圧倒的に多くて、予約したホテル(くそ高いビジネスホテル)の送迎の運転手もぱりっとユニフォームを着ていて、空港へ家族の出迎えに来ている庶民なひとたちもすごい普通に「庶民」なの。ぜんぜん貧しそうじゃないの。あらそうなの?!インドってこんなもんなの?!と思いつつクルマに乗って45分ほどのダウンタウンにあるホテルへ。

 ロビーの…なんだろこれ

クルマの中で運転手さんとしゃべってて、友達の結婚式に参加するために着たんだけど、インドの結婚式ってプレゼントとかはどんなかんじ?お金も普通?って質問したら「お金でもいいですよ、お金をあげるひともいるし。でもお金は使ったらなくなってしまうでしょう、僕だったら友人へのプレゼントは指輪なり食器なり、残るものにしますねー、アクセサリーならゴールドで決まりですよ!」とのこと。モノであることが通例らしいと学ぶ。

着いたのが夜中だったから暗くて外の景色はよく見えなかったけど、やたら教会があるなあと思いました。シンガポールなら道沿いにヒンドゥーテンプルのゴプラム(塔みたいな門)が建ってるからクルマで通り過ぎるだけでもすぐわかるのに、キリスト教チャーチばっかりで驚いた。ここ、インドか?州の人口の3割がキリスト教らしい。もっといそうなんだけど。

ホテルは高級ビジネスホテルといったかんじ。でもバスタブなし。そしてツインで予約したのにダブルにされてて、空いてる部屋がないとかでエクストラベッドを今から持っていくと言われ、台湾時間は夜中の2時を過ぎていてインド人は仕事が遅いことを経験上知っていた我々は申し出を断り仕方なくそのままダブルで寝ました。

 にわとりさんだと思う

そうだ、インド人は「Yes」の意味で うなずくかわりに、首を振る のだった。フロントの人と話しててそれ思い出した。これが俺はとても苦手です。このひとはなぜYESと言いながら悲しげに首を振るのだ?!と、耳から入った情報と目で見た情報の違いに混乱するのだ。この旅の間に慣れるかしらと心配になりつつ鏡の前で練習する。これオットがうまい。インド人との出張の後とか「YES」って言いながら首振るほどインド色に染まりやがるよ。たちが悪いね。