もうイベントの幹事はいやだと俺をしていわしめるイベントでした。そして小熊め
まあ無事に終わったので終わりよければというやつですけれども。
イベントスタッフってさ、お手伝いに来てもらってるけどどれくらい仕事をしてもらうかは自主性に任せるしかないと思っていたので適当に説明してじゃあそういうことでよろすく！つった３分後に消えてたとかね、アメスクの学生さんなんで元から掛け持ちでお手伝いしようと思ってたんだろうけどね、そういうの、おばちゃん、天を仰いでしまうから消えるなら一声かけろボケ。
かと思えば若者らしからぬしっかり者っぷりでそつなく客あしらいをこなす見上げたヤングもいてね。最後の撤収まで重いもの運んでくれたりしておばちゃんうれしかった。学校職員のお母さんとその娘さんなんかすごいさわやかでにこやかで、持ち場抜けるときもちゃんと声かけてくれて、イベント参加はこれが初めてとは思えないくらいの働きぶりで非常に助かった。こういうのがあるからボランティアさんは数が集まってても本当にその数でその日を乗り切れるか、さっぱり読めなかったりする。新規さんばかりじゃ不安で急遽ATメンバーに招集かけたけど逆に慣れすぎててなにしに来たの？ってくらい後ろでくっちゃべってるだけだったりするし！ローカルばかりのほうが戦力にばらつきがなくていいくらい。ってこんなん書いてもだれひとりとして共感してはもらえないのでしょうけど… 愚痴らせてくれ…
そして ねえさん事件です。 俺らのブースにケトウ幼児がやってきた。幼児っつっても新一年生くらいかそれ以下？わかんねえ。幼児がATのネコを指して言うのさ。 「このネコは、向こうにいる赤ちゃんネコのお母さん？」 すんごいいやな予感した。 「いや違うけど… 赤ちゃんネコってなに…？」 「向こうにいるの」 「誰のネコ？」 「知らない。すっごくちいさーいの。置いてあったの」 あーーー訊くんじゃなかったーーー
もうすぐさま急行ですよ。はたしてそこにはケトウ幼児数名が生後間もない子猫をよってたかっていたわけですよ。子猫はなんか超おもちゃくさいプラスティックのケースにティッシュとくつしたといっしょに入ってモジョモジョしているわけですよ。目も開いてませんよ。質疑応答開始ですよ。要領を得ない子供たちの会話から、捨て猫らしいと分かり。みんなで面倒見る！とか言い出す幼児に「いやおめーらじゃ無理だから。２時間おきにミルクだよ？学校とかあんじゃん。親に聞け」と言ったら幼児さっそく両親にケータイで電話して飼っていいか聞くも「ATに持って行きなさい！」と容赦ない返答（名指し、びっくりしたぜ）で。もうこれは俺が持ち帰るしかねえのかと観念しかけたところに現れた別の子がなんでもないふうに「あ、それ、ポニーライドのおにいさんのネコ」と衝撃の事実を告げ風雲急を告げたよ！！！
ポニーで広場をめぐって戻ってきたにいさん（台湾人・英語ダメ）に質問開始ですよ。にいさんホントにこれあんたのネコ？ はいそうです。 いやあたしATっつーとこのもんなんですけどこんな容器に入れて置きっぱなしってマズいっすよ、捨て猫って報告受けて見に来たんです。 ああすいません、仕事あるんで置いておくしかなくて。 仕事中、２時間おきにミルクとかやれます？こんな小さいとちゃんとやんないと育たないっつーか難しいですよ。 やってますよ、そこにあるでしょミルク。いやこれ人間用じゃん、ちょっとまずいよ。そこまで話してたら幼児たちが なぜかいっせいに色めき立ち！ ちゃんと世話ができないのに子猫の飼い主を名乗るあなたは無責任だ と鬼の首を取ったかのように口々ににいさんを罵倒し始めた！！！ いやおめーらだって世話できねーんだからにいさん責められる立場じゃねえから。
もうね、幼児っつっても女ですわ。うるっせえうるっせえ。そして超ドラマクィーン。おめーはこのにいさんに親を殺されたのかと。興奮の矛先は俺にも向けられ、ATならなんとかして！！！この悪いにいさんから子猫を救って！！！って。無茶言うな。飼い主がいるんだからあたしたちにできることはもうねえんだよ！と幼児相手に成人のスタンスで言い放つ俺になおも食い下がる幼児。つーかにいさんへの攻撃の手を緩めない。そこへポニーライドとアメスクゲストの橋渡しをするために雇われた英語のできる台湾女子がよせばいいのに幼児とにいさんの通訳をし始める始末。余計なことせんといてえ！！！そして遠巻きに見ているお母さん方、てめえのガキのこの無茶っぷり、放置ですか？！なぜ？！
今すぐこの子猫を医者に連れて行けと叫ぶガキども（なぜかこれが幼児側の最終的な要求に）と仕事が終わったら行きますよぅ…と困り果てるにいさん。にいさんは悪い人じゃなさそう。ポニーの世話係がお仕事な様子。収集がつかないと困るのは俺も同じなので叫んだよ。 「聞け！！！このにいさんは、母親ネコとはぐれてしまったこの子猫を助けようとしているの！仕事の合間にも世話ができるようにって子猫を連れてきたの！その方法はちょっとガサツだったけどそんなにいさんを責める資格はあなたたちにはない！でもみんなの心配もわかる！だから俺が今からこの子猫を徒歩３分の陽明家畜医院に連れて行って検査なりしてもらってくる！それでいいだろっ！」 いつ？！いつ行くの！と相変わらず興奮している幼児たち。今だよ！と吐き捨てるように言う俺。 「Can I Come？」 …急にかわいいおねだりポーズは反則だぜハニー…
お前の親も一緒に来るならいいけど他人の子供と公道を歩く気はないときっぱりお断り（大人気ないが正論）してもかわいく「Please！Can I come？」と繰り返しやがるぜ！ 「（小首なんか傾げても）ダメー！病院は子供がうじゃうじゃ行くとこじゃないの！病気の動物がいっぱいいるところに子供なんか連れて行かない！」（大人気ないが正論）振り切って陽明家畜医院へ。こんなん見せられても医者も困るよなと思いつつな。案の定「検査っつっても、こんなちいさいとやることないんだけど」と言われたので、生後どのくらいか（７日だってよ！ウヒ！）、どうやってミルクをあげるのか、ついでに小さい子用のミルクスポイトを、注射器で作ってもらって土産に持ち帰りました。ビバかかりつけ医。にいさん恐縮してた。ネコ飼ってるひとだそうで、このひとは経験もあるのでみんな安心するようにと幼児たちに告げ、解散。幼児たちよ、俺のような動物キチガイの大人になるがいい！あとでトイレで会ったら挨拶してくれたり、やかましいけどかわいかったよ。子猫も元気で長生きするといいな。
その後も ふらりと現れたＳと口論になったり、一身上の都合で犬を手放さなくてはならず里親探しを急いでいる女性の身の上話に耳を傾けたり、今日はいろいろあったぜ… と閉園10分前を迎えたとき、あいつがやってきた。キモケトウのＰ。伏字になってねえ。メンバーの中でＰつったらは丸分かりだわどうしよう。知るか。初めて会った生Ｐ、写真よりゲーハーで老けてて想像よりキモくておばちゃんビックリ。そしてＰの連れてる台湾女がイケイケ系ではなく珍獣系だったので上がる俺のテンション！多少期待裏切ってくれてもかまわないんだけど！話の内容もキモいよ！すごい、ある意味隙がない。極めればこうなるのか、すっげえな、でもどうしよう、やめてあたしをそんなに見つめないで、目が泳いでしまうわ と戸惑い、珍獣彼女はこのＰのキモトークをとなりでどんな顔して聞いてんだと視線を泳がせると、珍獣彼女は真剣な表情であいづちを打っているのでした。キャーこういうのことわざでなんて言うんだっけ。
そんでイベント終了で。アメスク職員の方の好意で、現場の雰囲気に参ってしまったネコを職員室で預かってもらっていたんだけど、そのネコを取りに行った若者がいつまでたっても戻らず。問題発生と聞いて駆けつけたら なぜかケージに入っていたネコが机の下に隠れてしまっておりびびってシャーとか言って捕まらない と言い。室内でよかったとめっさいやな汗をかきながら、あー大丈夫です俺やりますんでとさくさくっと机の下に入ってかわいそうに怯えまくるネコさんをむんずと掴んでキャリアーの中へ。すげえ超プロとか大絶賛を浴びつつお騒がせしました！クルマ待たせてますんで！と走って戻り、やな汗かいたけどイベント終了。やっと終わった。最後までなんだよもうー
小熊のところへ行くのにＢと合流するため、事務所行ったらＰと珍獣もいた。このふたり、特に珍獣のほうがもうびっくりするくらい犬たちに嫌われてて、なんかもう おまえらほんとに人類？て寒気した。事務所であそこまで犬たちに嫌われてるひとを、俺は知らないよ。ATメンバーのきれいどころの双璧を成すＢとＳちゃんも諸々の経験からＰをウザがっており、帰りに女３人Ｂのクルマん中でＰの話して みんなに嫌われてるよＰ！すごいよどこから来るのそのポテンシャル？と感動すら覚えた。そんなのと仕事をしないといけないっつーのもアレだけど。
そして小熊。朝ＢがNEW飼い主さんのところへ伺って契約書にサインをしてもらい、小熊を預かって陽明家畜医院でマイクロチップのチェックと予防接種を済ませて、夜にまたＢとお引渡しに伺った。小熊、事務所であたしに会ったら喜んだくせに、NEWママさんに再会したら喜びすぎておかしくなってた…。Ｂとあたしが帰ってからNEWママさんは小熊をお散歩に連れて行こうと思ってたのに、小熊ったらあたしたちと別れたらすぐにおうちに入ろうとして、NEWママさんを引っ張ってマンションの入り口に駆け上がって、NEWママさん困って立ち止まって、そんなママさんに小熊が、ママ帰ろうよ！ねぇおうち帰ろう！ってジャンプおねだり をしていて、NEWママさんの背中が、帰るのー？んもー困った子ねーみたいなかんじで、やさしくて、あたしゃもう、それ見たら、もう泣けて泣けて…！！！
よかったね小熊なんだけど、なんだけどーーーーー！！！
だから今日は疲れた。でもさっき、香港に行っちゃったビジンヅマＭさんから超笑えるメールもらって元気出た。声出して笑えるメールってそう書けないよねー
