新北投・その2

昨日の続き。勢いづいた俺は調子こいて徒歩で北投文物館へ向かったのだった。

行きは道がわからなかったので、なんか偉く遠かったように感じました。春天酒店が見えたときは、 マジかよ と思いました。まあ時間にしては15分くらいだと思うけど。

文物館!

入場料が生意気なお値段でびっくりしました。受付の小姐は心得ていて、入場料と下午茶がセットになって若干のお得感が得られる券をすすめてきました。それでも480元とかだったと思う。ほかにお茶できるところが近所にないからって、強気よね。懐石ランチとのセットもあったけど量多そうだったので午後茶セットにしました。だまされてやるか…などと思いつつ通された飲食部でびっくりよ。

いいじゃなーい

雰囲気いいんですよ。座椅子が中途半端に高さがあって、どうやって座らせたいのかよくわかりませんでしたが、とにかく空間が、和み!和!

下午茶寿司セット
お座敷席もありんす

お茶が選べて、壷で出てきます。ゆっくりできるひとは絶対元取れる。お寿司はオサレキレイな不思議ネタばかりでしたが美味でした。建物の真隣でホテルを建設中なので騒音がひどいですが、雰囲気は超よかった!館内撮影禁止って書いてあったからこっそり写真撮ってたんだけど(ダメじゃん)、お店の人に見つかったけど「いいかんじでしょー?」とか言われただけで怒られなかったでつ。展示のほうがダメなのかな。

展示のほう

展示のほうでもこっそり撮ってんですけどナイショな!展示のエリアは民家ってかんじで、まあよく再現されてましたけど、田舎の家とかこんなんだよねというかんじで、特筆すべきところはなかったです。この展示というのがなぜか、日本と台湾と、台湾の原住民の婚礼儀式の違いみたいのを紹介したものが多かったです。たまたまそういう展示の期間内だったのか?日差しの降り注ぐ和室でゴロ寝しながら婚礼ビデオを見ていたら、ものの2分で蚊に刺されました。山だからなあ。

北投文物館オフィシャルサイトへジャンプ。旅旅台北さんの記事へは ここからジャンプ。

で、今回俺がわざわざ新北投へひとりで温泉季に出向いたのにはメインの理由がありまして、それは、実は北投にまつわる「巫女(魔女)」伝説のエキシビジョンがあると聞いたからなのでした。が。行ったらやってなかった。本を見せて「これなんですが」と言っても「さあ」と首を傾げられるしまつ。台湾らしいですよね。もう驚きませんよ。

原住民会館

北投の名前の由来が原住民語の「巫女」に当たるということで、じつは北投って原住民とつながりが深いんだそうで、博物館もありました。立派だよ、うちの近所の原住民博物館、負けてる。入ってみたら開館してるけど工事中でした。原住民なひとたちのボランティアスタッフが多くてびっくりしたぜ。

地熱谷
龍泉温泉イカ

ここまではいい。

防空壕迷宮

なに?防空壕迷宮って…。べつに迷宮でもなんでもなく、ケモノミチなかんじの荒れた草地で、はぶが怖かったのですぐに出てしまったので意図が理解できずじまいでした…。よくみんなが道端で足湯をしている道の分岐にあります。でもこの場所、よく見ると「この水路の水は生活排水です。足湯をしないでください」って書いてあるからみんな注意だぜ!

ほかにも点在する小さな昔の名所を訪ねて帰ろうと思ってたら、温泉会館建築中とかで入れない場所もあって、残念でした。つーか文物館でゆっくりしすぎて早く帰らなきゃ!ってなってたんだけど。

マッケイさん…!

Aっちの誕生日プレゼントを買いに淡水へ寄ったので、マッケイさん。寄るっつー地理じゃないけど行ったよ。オサレ石鹸屋さんがあるんだもん。マッケイさん像、ひげがなんかもうすごいことになってますよね。こういう妖怪いるよね。生首でひげがすごいやつ。飛ぶやつ。あとアレだ、中国の神様でこういう眉毛とひげのひといるよね。赤いひと。いやーマッケイさん、どーしちゃったんでしょうか。

というわけで新北投、おもしろかったです。廃墟もあるのでマニアにおすすめ!