調子悪い子がいるとかなしくなる

AT通信のほうでも触れましたが、LongJohn の腎臓の数値が思わしくないのです。ATで与えている生鶏肉を、食事のたびに何片か残す。残す=体調が悪い ということなので心配してたの。

中央、LongJohn
なので今朝、牛筋と野菜を煮込んで差し入れた。LongJohn はいつもの群れにはいなくてオフィスにいて、そんなに悪いのかと緊張したし、あたしを見ると「自分はどこかに連れて行かれるのかな」って顔をして不安そうにしていて、胸が痛んだよ。でも差し入れを見せると喜んで、ぺろりと平らげてくれたから、ほんとにほっとした。涙出そうだった。

食欲出たんだ、よかったーと、スタッフの王蘭とよろこんで、じゃあもっと食わせよーぜ!つって、鶏肉持ってったの。でも食わないの…。王蘭も「S(俺)、なにあげたの?」って不思議顔で。肉と野菜煮込んだだけなんだけど…。LongJohn はどうしちゃったんだろう。生肉、鶏肉がいやになっちゃったのかな。でもあたしが持ち込んだものは食べたから、食べるものがあるのがわかっただけいいけど。来週月曜日に事務所に圧力鍋を持ち込んで、1週間分まとめて作ることにした。

Jerry も今朝死んでしまいました。2週間くらい前にAT 行ったとき、いきなりお腹が膨らんでいてびっくりしたんだよね。彼女は血液の病気があったから、腫瘍体質でやたら腫瘍ができる子だったけどうかつに手術ができなくて、だましだまし手術してたのが最近になってなぜかやたらその頻度が増えて、今回ついにだめだったみたい。

3年前にAT に来たときから腫瘍がすごくて、目も濁っていて眼球がいつも目やにで覆われていて、普通の犬と同じ状態の、正常体のJerry を見た記憶があんまりないくらいだった。おとなしくていい子だったから文句を言わなかっただけで、いろいろしんどかったんだろうなあと思う。カズシゲとか呼んでごめん。でも似てたんだもん…。今日もBからJerry の訃報を受けて「きっとこれが彼の時間だったんだよ」って返事したら「彼じゃなくて『彼女』ね」って訂正されて悲しみモードから立ち直れたんだけど。次はもっといいもんに生まれ変わって、手術とかと無縁な一生を送ってほしい。

調子悪い子って、動物は顔色変わんなくても、なんかわかるんで、昨日もLongJohn をわざとひいきして、ひざに抱っこしたりしてたんだけど、本人も調子悪いって自覚があるらしくて、そういうときは他の子が「おばちゃん!僕も甘える!」って来るのを、絶対に許さないんだよね。怖いよ。調子悪いくせにすっげー怒るもん。自分が調子悪いから、人間に頼らないとやばいってわかってて、だから怒るんだと思うんだけど、他の子はそんなの知らないからびっくりしてる。あたしまでバックリやられそうだもん。ないけど。それくらい切羽詰ったかんじがする。だから調子が悪い子を見ているのはつらい。

本当に、動物の病気はいやだ。あたし獣医さんになってたらこの焦燥感は感じなくてすんだのかな。あたしにできることなんかねーのかな。りょーを犠牲にできないから、できる範囲でっていうのはむしが良すぎるかもしんないけどその範囲で。