フィラリア一問一答

りょーはフィラリア持ってませんでした。よかったーーー(半べそ)

エジプトから戻ったら開始すると宣言していた小花のフィラリア治療。不安が渦巻いていたのでその間いろいろなところでいろいろなひとに疑問をぶつけたり意見を聞いたりして検討を重ねてきましたが、里子に出すにはやっぱどうしてもリスクを負ってでもやらんと、ということになりまして、もしかしたらりょーもフィラリア持ってるかもしれないから、持ってたら一度に治療しちゃいたいのでりょーの検査も兼ねて2引き連れて病院へ。質問大会。

Q1:フィラリアの治療はまず最初2週間経口薬を投与して心臓内の虫(成虫)を弱らせ、その後注射で虫を殺し、その後2・3週間の安静期間をもって死んだ虫が粉々になって分解されるのを待つんですよね。その最初の薬で具合が悪くなってしまう犬もいると聞きましたが?

A1:具合が悪くなる犬はめったにいません。もともと健康状態がいい犬にはまず影響はありません。

Q2:死んだ成虫が分解されるのを待つ間の安静期間というのは、どれくらい安静にしなければいけないのでしょうか。実際に虫の死体が血管に詰まって死んでしまった犬はけっこういるんですか?

A2:治療中に死んでしまう犬はたしかにいますが、そういう犬はもともとの状態が非常に悪かったり、とても歳をとっているなど、治療に耐えられない犬です。小花は若いし健康状態がいいので間違いなく軽症。だからだいじょうぶ。治療に耐えられなさそうな犬には治療は絶対に薦めません。
安静期間は小花の場合、若くて健康なので用を足すために軽い散歩に行くくらいは問題ありません。でもリードを放して走らせたりはしないでください。心臓を平常な状態以上に動かさないことで虫の死体をその場に留めるためです。

Q3:先生はAT の犬で確実にフィラリアがいる子に薬を処方されますよね?でもAT の犬に出す薬は経口薬だけで、安静にするとか注射に来いとかそういう指示がないのはなぜですか?違う薬なんですか?

A3:AT の犬は数が多すぎ、1匹1匹調べて治療をするのは不可能です。野良犬の半数はフィラリアを持っているといわれていますから。そのためAT の犬に処方している薬は治療薬ではなく、マクロフィラリアを殺して蚊を媒介とする二次感染を防ぐためのものです。(マクロフィラリアフィラリアに規制された犬の血液中にうようよいるフィラリアの幼虫。蚊が吸血することでこのマクロフィラリアを一緒に吸い込み、別の犬を刺すときに感染させる。ちなみにまれに人間にも感染することがある)この薬では心臓内の成虫は殺せません。

Q4:先生は小花の症状が軽症だとおっしゃいましたがそれはどうしてわかるんですか?フィラリアの程度を知るために治療前にレントゲンを撮るところも多いと聞きましたが小花は必要ないんですか?

A4:あーそれは必要ないですそんなのは見ればわかります。重症な犬はこんなにピンピンしていません。

Q5:フィラリア治療は全工程でちょうど1ヵ月かかるわけですが、1ヶ月後にすぐに血液検査をやったらすぐに結果が見れるんですか?

A5:血液検査で結果が出るのは治療後半年後です。

Q6:ひえー。あたし小花の中途(一時預かり)なんですよ。じゃあいつ里子に出せるようになりますかね。

A6:あ、それだったら治療が終わればすぐにでも出せますよ。

先生はいつもよどみなく質問にお答えくださいます。英語もOKだし外人に慣れているからしゃべりやすいしねー。

ちゅーわけで疑問のすべてがクリアーになりましたので、小花の治療、開始です。小花の無事を祈ってやっていてください!!!

ところで今日ふたりはクルマの中でも爪切りで訪れた美容院でもいい子にしていておりこうでした。特に小花。クルマの後ろにすっかり慣れて、自分で上り下りしてくれて超ラク