トロ箱を巡る攻防

ご近所さんが過年に大量のりんごを買ったかもらったかしたらしく、「全農あおもり」「りんご」のステッカーのついた発泡スチロールの箱をゴミのときに出してたからノバ用にひとつもらった。果物なら衛生的だし日本産だから箱自体も使い回してなくてきれいでラッキー。

※発泡スチロールの箱、いわゆるトロ箱は、業界ではネコホイホイと呼ばれており地域猫の冬期の防寒用として日本各地で用いられています。

ノバはもちろん気に入ったのですが、むーがそれをよしとせず、ノバの箱利用をやたらジャマする。お互いに「あいつがあの箱で遊ぶのは気に入らない」ようで、日に数回戦いの火蓋が切って落とされます。長いけどマンガ風にしたんでまあ見てくれ…




















そこには俺が割って入るような余地はなく、なんか完全にふたりの世界であたしは完全にオーディエンス扱いをされています。以前はノバに凄まれるとむーが俺に泣きついてきたんだけど、トロ箱以降その手の泣きや加勢しろ的な要求は一切ない。この小競り合いはゲームとして成立している様子。まあこれが本気の戦いだったら、ネコと子供のオモチャの取り合いなんてそんなアホ臭いことどう処理していいのかわからないから、そのへんは助かったってかんじです。噛まれても続行したのには驚いたなあ。

なので俺はもうただただ黙々とシャッターを切るしかないのでした。