小学校低学年までという

緑内障なので定期的に検査を受けなくてはならず、先日もむーを連れて検査に行ったのですが。

薬剤で瞳孔を開くんですが、アレやると子連れでは安全面でいろいろ不都合があり、主人に来てもらうことに。会社を早く抜けてもらい、病院で待ち合わせ。なので検査は遅い時間に予約しました。

 んでんで〜?
いつもは受診待ちでごった返している眼科フロアーがガラガラで、ほぼ誰もいない状態。検査室はフロアーの奥にあり、突き当りは廊下になっていて、その向こうは階段。会計カウンターやメインのエレベーター&動く歩道式のエスカレーターはフロアの反対側に位置しているので、そのあたりは病院関係者が移動に使うくらいで誰もいません。

まだ来てないオットに電話をかけるべく、ベンチにむーを座らせてバッグを置いて携帯を出していたら、むーが突き当たり向こうの廊下を指さして「あっ、Aちゃん」。Aちゃんはむーのお友達の女の子。小さい女の子を連たひとでもいたのかと思い、見てみると、誰もいません。なのにむーは「Aちゃん。あっち。Aちゃん」と、誰もいない廊下を、あたしを促して行っちゃうんですよおおおおおおおおおふおおおおおおおおおもちろん誰もいませんよおおおおおおおおいやっほおおおおおおおおお

いないって。ほら、いないよ、Aちゃんこんなところにいないよ、と廊下を見せながら言うと(そっちまで行きたくなかったけどさ)、むーは「あれぇ〜?」と言いつつ納得行かない表情で、おかしいなあ…というかんじでのろのろとバッグのとなりのベンチに戻りました。あたしは彼の気をそらすべく、パパが来たら『遅いよ〜』って言えと、むかつく遅いよ〜の言い方特訓を開始したのでした。動揺しつつ。

果たしてオットが到着するとむーは喜んで「パパー」とオットに抱きついて、オットもデレデレしながらむーを抱き上げ、しかし「パパ。Aちゃん。あっち」 …またかよ!!! 俺ちょっと涙目。オットはのんきに「え〜?Aちゃんって誰〜?」とのこのこ廊下の向こうに行ってしまうし。あとでオットに英語でこっそり「息子はこの世のものでない誰かを見ているのかもしれない。廊下の向こうには行くな」と伝えましたが… だって誰か連れて帰っちゃったらイヤじゃんっ?!

チンガポール時代も、小学校低学年くらいまでは高島屋の地下駐車場がヤバいと評判でした。見えるらしいねえ子供は。見えるもんは見えるんだろうしねえ。でもママはそういうの怖いわねえ。あたしがへんに怖がって「ママのリアクションがおかしい。このことはもう口にするまい」と彼が自分の中で抱え込んでもいけないし、逆に「なんかウケてんな。見えるってことにしとくか」ってなってもいけないし。どうしたらいいんですかねえ。