病院

予防接種に行ってきました。

日本脳炎最終とA型肝炎初回だったのですが、後者の筋肉注射がかなり痛いと聞いてまして、しかも「2歳からは腕です」とのことで、どんだけ泣くかとびびり倒して臨んだら、むー泣かず!!! あの!!! あのむーが!!! 看護婦も驚愕!!! 注射室の入り口で順番待ちしてたお母さんも驚愕&絶賛!!! 注射室の外のひとたちも泣かずに出てきた稀有な存在であるむーに大注目!!! 俺鼻高々!!!
でもそのあとが大変だった。がんばって泣かなかったわけではなく、痛すぎて泣けなかったらしくて。うでいたい、こっち(右。日本脳炎接種側)はへいき…こっち(左。A型肝炎接種側)はいたい…、とめそめそ&この世の終わりのような抱っこ要請。なんかもう、こんなに痛いことが自分の身に起きたということのショックが相当だったらしく、すっかり打ちのめされていて、それが見てて堪えました。ジュースもお菓子も拒否。ハイチューも用意して行ったのに拒否。抱っこ。ぐったりと抱っこ。痛む腕を呆然とかばいながら。呆然と、痛む腕に触りながら、俺はもうおしまいだ…この先なにを信じて生きて行ったらいいのか…みたいなかんじでそりゃあもうひどいもんだったよ。

クルマに乗せたら「うでいたい〜小白(クルマ)もういい〜だっこ〜」と泣きわめいてかわいそうだった。でもちょっとトラブルが起きて(後述)すぐにクルマを出さないといけなかったので心を鬼にして出発。公道に出てからも憐れっぽくメソメソと泣くので、同行させたキツネの指人形のコンちゃんをはめて「むーちゃん☆ボクが運転するよ☆見ててネ☆(by俺裏声)」でなんとか持ち直したよ…。持ってってよかったよコンちゃん…ギアもまともに握れなかったけど…

ゴキゲン取りで寄ったマックでもしばらく痛む腕をかばって浮かない顔をしていた。ひとりでイスに座ることもできず、抱っこでマック食ってた。しかも向かい合わせ抱っこで。右と左を換えつつ母の胸に顔を埋めては「こっち…へいき…」「こっち…いたい…」ってやってた。しつこい。しつこさに同情心がいささか薄れた。おまけにしばらくしたら右と左を間違えていた。間違えてんぞ、って言ったらキョトンとして、あれぇ?とか言ってた。ほんとはもう痛くねーだろ。

そんでまあ病院ではいろいろあった。

1)殲滅せよ「遅刻號」

病院で事前予約をすると番号をもらいます。息子の番号は17番。ひとり3分としたら、受付開始から1時間くらいで順番が回ってくる計算なので、その頃病院入り。チェックインを済ますと13番が診察中。あと4人か、と思ったらここからが長ぇ長ぇ!

たとえば3番のひとが順番に番号を呼ばれた時点で来なかったとするじゃないですか。そんで遅れて来たとすると、順番に呼ばれているその合間合間に「遅刻號」を挟んで入れてくるんですよ。13番の後に3番が入る。それがいちいちあって、結局あと3人どころかそこまでにさらに7人だった。マジやめてほしいよ遅刻號!昼前に集中させんなよ!とプリプリしてたら隣に座ってた見知らぬ奥さんがニコニコしていたので「そう思いませんか!こっちは朝から時間調整して来てんのに!番号なんか何日も前からわかってることじゃないですか!ねえ!」と言ったらそのひとも遅刻號だった笑。「いやまあね、遅刻號入れたところであたしの順番が早くなるわけでもないですけどね」とか言い訳した。あーあ

2)会計の列で薄汚いオッサンに横入りされた

「並んでますよ」と俺は言ったのだ。オッサンは俺を見てから無視した。なので大声で「なーらーんーでーまーすーよー」「あれー?聞っこえないのかなー?」でも無視された。なので俺は(以下略)。そこへ別のババアが床の俺の斜め前、オッサンの隣気味に並ぼうとしたので、床に順番待ちガイドラインが引いてあるのにまたかよ!と思い真顔で「並んでますよ」と教えたらババアは果たして俺に静かに微笑み、頷いた。いま思えば俺が異様だったので距離を取りたかったのであろう。そうと知らない俺は微笑み返して「そうですか!いや実はいまさっき横入りされたばっかりなんですよ!子連れの女は見下されて困ります!」と聞かれてないのに報告。ババアは俺の中国語がわかったのかわからないのか、目を泳がせながら微笑んでいた。発音悪いからなああたし。オッサンもろくに通じてなかっただろうな。俺声低いし。でも会計のおねえさんはチラッチラ見てたからちょっとくらいは通じてたかな(見てんならおめーが並ばせろ)。むーになんかあったらいやだからもうしません。でも黙ってされるがままになってるのもまた危険だとも思うしホント悩む。

3)駐車券が2枚出てきた

入場の時に駐車券がべろんと2枚つながって出てきたのだ。病院の駐車場は強烈に高いので、コレもしかしたらどっちかはタダになったりしないかしら☆と、大事に2枚握りしめて、帰りに両方とも支払機に入れてみよっと☆と思って支払機に並んだら、俺の前のババアが「機械壊れた」。マジすか。でもよく聞いたら「50元を2枚入れたのに1枚を10元と認識されたようでさらに15元払えと言われている」というショボい内容…。幼児を抱えた俺を待たせるのは気の毒に思ったのかインターコムを連打して「早く来てくれ。みんな並んでる」。たしかに後ろにすでに数人並んでた。

ややあって警備員風の支払機担当者が来たのでついでに「あのー、あたしのコレも2枚出てきたんですけどどっちか1枚入れたらだいじょうぶですか」と訊いたら警備員は俺のチケットを一瞥して「出口で待ってる」 …は?そんで後ろに並んでた他のひとのもサクサク見始めて「あなたは機械で。あなたは出口で」。なんか発券時に根本的な問題が発生していたらしく、俺の持っていた2枚は2枚とも完全に無効で、自己申告で料金を払ったのであった。正直に申告してよかったわ。

そのあとマックで妙な日本語しゃべりたガール(推定60代。派手)に絡まれたり、むーがチャイルドシートにアイスをでろでろにこぼしたり、ゴミ出しそびれたり、会社関係の外食で頼んだワインがハズレだったり、タクシーを横入りで取られ続けたり、やっとつかまえたタクシーがお釣りを持ってないことが降車時に発覚し(500元札出した)クレジットカード交易も失敗しまくって家中の小銭かき集めて150元にまけてくれたりといろいろございました。ふう。