神経太すぎクロネコチン

クロネコチン様が愛車を怖れないことは以前お話したとおりなのですが。どんどん恐ろしいことになっています。

あたしが生活に余裕が出たのでクロネコチン様をかまい始めたのと、寒さでクロネコチン様が人恋しくなったのと、そのへんの相乗効果で、明日にでも轢き殺しそうです。

  1. 帰宅した俺のクルマめがけて走ってきてクルマの正面でニャー、誘導しようとする
  2. 帰宅してシャッターを開けたとたんに飛び出してクルマの正面でニャー
  3. 50センチの距離でクルマのエンジンをかけられ排ガスを浴びてもクロネコハウスに寝たまま逃げない
  4. ちょこちょこ切り替えつつ頭から車庫出ししようとしているときに塀から助手席側の窓スレッスレにダイビング、クルマの下を通って運転席側に出てニャー

クロネコチン様があたしのクルマを完全に認識して、意図的にやっていることだからもう… もうどうしたらいいかわからない…

いちいち降りてシッシッ!って言ったり、靴でアスファルトをバン!と踏み鳴らして大きな音を出したり、わざと脅して遠ざけたりはしています。そんなことでいまさら信頼関係が崩れるような間柄じゃないんで。でもオットが運転手だったら気づかずに轢いちゃうかもしれないじゃん。これだけ長生きしたのに死因がオットとか嫌すぎる… でももしそうなってもオットを責められないくらい、クロネコチン様の危険行為は度を逸しているのです。こんな子はじめてだよ…

さらにクロネコチン様は最近むーもうすぐ3歳にも心を許し始めていて、むーにスリスリしたり、むーの開けたドアで出入りしたり、もううちの子になっちゃえばいいじゃん…というかんじです。でもやっぱり外がいいんだってさ。今日も子ネズミ仕留めてたし、毎日夕暮れどきに無人になった工事現場に日参してゴミを漁っています、ウチで三食食ってるのに。

クロネコチン様のためにペット保険に入るべきか真剣に悩みます。だって彼女が医者のお世話になるとしたら間違いなく外科的手術だもの、高く付くはずよ。東京海上あたりでも扱い始めるって聞いたけど公式サイトにはまだ載ってなかった。マジサーチするほど、切羽詰まってます。もうホント毎日土地公に散歩ついでにお参りしてけっこう真剣に家内安全をお願いしてるくらい。

クロネコチン様の10年に及ぶ外猫生活での経験値を信じていいんでしょうかね。クルマの危険性、避け方は知り尽くしていると思っていいんだろうか。ああこんなことなら絶対触らない!くらいの線引きをして接していたほうがよかったと後悔してもあとのまつり。悔やんでも悔やみきれない事態にならないことを祈るばかり!無力!

もしあたしがクロネコチン様轢いて殺しちゃっても、「それでもクロネコチン様はS家で暮らせて幸せだったと思うよ」って言って!ウソでもそう言って!