りょーちゃんパパは怖くないよ週間スタート

こわがりなの…

りょーがオットを怖がるのだよ…

■「りょーちんパパは怖くないよ週間」
俺がりょーのトレーニングで時にキビシク、というか普段甘甘なので意識してキビシクしてやっと威厳を保っていた状態をオットに見せていたのが誤解を生んだらしい。

俺だって犬のトレーニングは試行錯誤していて、いまだに自分がちゃんと犬と向き合っているかどうかもアヤシイ。しかしオットにとってはそんな俺の所作がすべてで「あ、ああやるのか」って映るのは仕方のないこと。しかしオットがまんまそれをやっちゃうと、りょーにとっては恐怖にしかならないのだ。それを彼は知らない。そこんとこにはやく気付くべきだった。りょーにとって俺とオットは違うのだ。

散歩中の拾い食いで軽くアタマをはたかれ、ビビリなチビりで叱られどつかれ、俺はどれもその現場を見ていないのだが、特に後者はりょーのビビリっぷりからして相当ダメージがあったようだった。オットも俺の教えに従ってそうしたのだから、ヘタに諭さず、次に機会があったら模範を示そう、と思っていた。犬と一緒で現場を押さえないと、理論的な話をしても犬初心者の彼がどこまで耳を貸すかわからないから。アタシの言い方ひとつで、「うぜーな所詮犬だろ」と思われるのはいやだから。

したら午前様で帰宅後、オットが懺悔をはじめた。「昨日りょーちゃんオシッコしちゃったとき、ホントにアタマに来て、けっこう強く叩いちゃったんだよね。悪かったと思ってるの」と言うではないのー!チャーンス!!!

「りょーの様子見て想像ついた。トレーニングは、主人が感情を失っちゃいけないんだって。叱ってもいいけど怒っちゃいけないんだって。まあやっちゃったことはもうしょうがないよ。あのねえあの子はもともと男のひとが苦手でしょう。で、怖かったり困ったりしても絶対ひとを噛んだりしないで逃げるでしょう。やさしくて弱い子なのね。でも叩かれたりして痛くなったら、危険を感じて本能的に攻撃しないとも限らないでしょ。そうするとJ(オット)が危ないんだよ。だから体罰はやめようって決めたのね」

オットはシンミョーに聞いていた。仕事帰りに犬の教育論なんてアタシも気が引けるが、彼が聞いているのでチャーンス!!!

「でさあ、りょーがビビってオシッコしちゃうのは、多分自分でもオシッコしちゃってるってわかってないと思うの。もうなんだかわかんなくなってオシッコしちゃってるみたいなのね。最近Jいなかったから、たぶん怖くなってるんだと思うの。でもパパのこと好きだから寄って来るんだけど、近くに来たらやっぱ怖くて、ウワーってなっちゃったんじゃないかな。それを叱っても意味がないみたいなの。それより今はりょーに、Jは怖くないってことを見せる努力をしたほうがいいと思うんだよね」

オットはじっと聞いている。

「ウチの近所のセキュリティも、2〜3回りょーにおかし上げてもらったら、今はだいぶ慣れたの。慣れしかないみたいだよ。アタシだって最初からりょーにお手とか待てとかさせられたわけじゃないもん。それに、『これはしちゃダメ』っていうことは教えられても、『これは怖くないよ』っていうのは教えられないんだって。だから慣れましょう。Jが帰宅するたびに、5分だけでもそういう時間を作りましょう」

オットは「わかった。ごめんね。S(俺)に悪くて」と。…どうやら自分のせいでりょーのトイレ習慣が壊れてしまったと勘違いしているらしい。りょーのチビりはほんの少量で、トイレは別にちゃんとしている。まあいい、協力してくれるんなら。

■傾向と対策
経験者の諸先輩方にお訊きしたり、調べてわかったことなのだが

  • ウレションは喜びながら撒き散らすらしい
  • りょーのは明らかにビビリなチビりらしい
  • それを叱ってもしょーがないらしい
  • 恐れは慣れで克服するしかないらしい

教えていただいたサイト&発見した使えるサイト:

日々精進。