パラダイス赤道直下

赤道直下からコンニチワ。ナイス天気です。潤います。

■ヨロヨロばにさん
ばにさんは、やっぱもう長くないのでした。

毛は柔らかくそれこそネコ毛になってしまい、古びたぬいぐるみのようにボサボサで、顔はナミダと鼻水でグチャグチャ&ズビズビで、そのうえヨロヨロです。本人は「なんかチョーシ悪いから寝てるだけ」みたいな雰囲気なんだけど、触ったかんじとか、いままではぐりぐり撫でてもガシッと踏ん張っててビクともしなかったのに、今ではフラフラしていて危なっかしい。あーあ…

薬を飲ませたいのですが錠剤なのでなかなかうまくいかなくて、昨日注射器を買ってきました。針のついてないやつ。薬をすりつぶしてヨーグルトに混ぜちゃって、注射器をスポイト代わりに飲ませる予定。うまくいくといいなあ。

ばにさんがあまりに変わり果ててしまったのでそのショックのあまり、りょーのことを思い出しません。りょーは若さがプリプリだからダイジョブだ。オットともうまくやってるようです。

■ネコは小さいし安全
りょーちんに日がな追いまわされる生活に慣れたためか、実家に帰って一発目にばにさんを見たとき、「なんて小さくなってしまったの!!!」と腰が抜けるほど驚いた。したら末っ子のなおちん(メスネコ4歳)がやって来て、「うひゃ!なうちーちっさ!!!」とたまげ、なおはばにさんより小さくてあたりまえなのだけど、さすがにそこで眼を疑い、「今朝5時起きだったから目が壊れたのか?」と眼のせいを疑いつつやってきたぷりんさん(三男ネコ7歳)を見たら変わりないデブッデブなのにやはり小さく見えたので、対動物スケールがおかしくなっていることに気づきました。ぷりんが小さく見えるなんてありえない。

中型犬に慣れるとネコが小さく見えてしょーがないです。彼らがなんかもう地を這ってるように見えます。脚の長さも短く見えるし頭撫でたときの感触の頼りなさといったら癒しよりも不安を感じるしまつ。フニャフニャなの。

で、りょーには立派なキバと計り知れないパワーがあるけど薬飲ませるのは楽勝なので、つい軽く考えて「ばにさん薬飲まないの?あたしやってみるよ」などと安請合いして、犬にやるように薬飲ませたら、噛まれて指に穴があきました。………。ばにさんは無意識にひと噛みしてしまっただけだったのに、ちっこい穴から血がわんさかでました。ネコには「人間を噛んじゃいけない」という考えがないのでした。そこ忘れてました。

しかしまあ、りょーちんとの生活では「やべっりょーと眼が合った!あーあこっち来たよウゼー甘えんなよー」とかなって緊張があったけど、ネコは全然ラクチン。しつけとか考えずに追いかけまわして触りまくって嫌われても、ヤツらが怒って噛んだり引っ掻いたりしたところでたかが知れてるからしつこくできるし、勝手にいろんなところで寝てるから遊ばなくても恨まれないし罪悪感もない。

かといってじゃあやっぱりネコのほうがいいのかと訊かれたら、りょーもいいからどっちとも言えないのでした。