しゃべれないけどわかるのです

ムスメは犬だから人間語が通じるわけはないのですが、いつも後をついてまわるので、口調とかであたしがなにをしたいのか感じてくれるとラクな部分があるわけで、それを信じていろいろしゃべるようにしてました。一見あやしいですが。

命令系の言葉は簡単な英語で一応まとめたのが功を奏したかも。散歩のときの方向転換や歩道への上り下りで使う「This way」はかなり反応して便利。拾い食いや他の犬に興味を示したときにたしなめる意味で使う「Leave it」も分かるようになってとても便利。はやく歩かせたいときや、階段の上り下りで先に行ってほしいときに言う「Let's go」も、あたしが動くのがうれしいらしくてよく聞いてくれて便利。室内では「行こっか」にもよく反応。オットがよく「りょーちゃんジャマ!走開!」と口走るので「Back off」は後に「走開」になってしまったけどとりあえず理解してくれていて便利。と、分かってくれるといいなという期待を込めて意識して使っていた言葉以外に、りょーが覚えた単語がけっこーあることに、オットが今日気付いたのでした。

それはゴハン」!!! 散歩の時間にちょっと遅れて帰宅して、買い物したものを片付けたりしていたとき、りょーは「おかえりなさーい!!! うれしいー!!!」とウキウキでオモチャを見せびらかしたり忙しくしていたのですが、あたしがオットとの会話中に「りょーにゴハンあげたら散歩行くわ」とポロッと言ったら、りょーが

ピタッ

と動きを止めたのでした。オットがそれに気付き、小声で「いまりょーちゃん、ゴハンって言葉に反応したよ…」と言うので、まさかぁ、とりょーを見ると、まだ作業中の夫婦は遊んでくれないと察したらしく再びオモチャでピョンコピョンコしており、なのでためしに「…おいしかったね今日の昼ゴハン」と言うと

ピタッ

確実に反応して動きを止め、夫婦を注視していたのでした。しえー。すすすすごいねキミ。5回くらい実験しちゃった。

その後晴れてゴハンをもらったりょーは「次はお散歩ね!」とジャンプ犬になり、なのでオットに「じゃあ散歩行って来るわ。雨だからりょーのTシャツ…」と、階段の手すりに干していた、朝の散歩で使った洗濯待ちTシャツじゃないやつを引き出しから取ろうとしていると、

はいどうぞっ

階段のやつをりょーが取って、振り回して床に落としたのでした。しえー。まさかキミ、Tシャツも分かるのかい…。

このTシャツも、最初はビスケット欲しさに服を着せられることに甘んじていた彼女だったのですが、最近ではこれを着ると散歩に行けると理解したようで、服に首を通した後、自分から手を上げて袖に腕を通させます。Tシャツ見せるとウッキウキ。そんなムスメにママもウッキウキ。

4ヶ月前は自分の名前もわからなかった子が。子供の成長には眼を見張りますなあ。