ニャウニャウ

夕方の散歩でビューティーペアに会った。ほんとにいつ見てもキレイな子達でねえ。名犬とはこうあるべきだね。動く宝石だとさえ思う。手入れしてなんぼだ。盆栽に似ている。

このビューティーペアは兄弟ではないのですが同じ白ポメ。ひとりはでかく、ひとりはちいさい。ちいさいほうがやたら気が強くて、会うたびにりょーに「ニャウニャウニャウニャウ!」と怒ります。ホントにそう聴こえるんだよ。でっかいほう(といってもバレーボールくらい)はフレンドリーで、いつもニコニコしながらふわふわひらひらあたしとりょーに挨拶してくれます。で、やたらいい色に日焼けした飼い主のおじいさんが、ニャウニャウするちっこいほうをたしなめながらあたしに

「先週末、大佳河濱公園に行って、大きい犬に追い回されて咬まれたんだ。2回も

ひえー。

「ケガはなかったけど、相手の犬が大きくてねえ。なんていうの、あれ、ハスキー?

ひえええええええええ。

あの公園は危険だ、犬が多すぎたと、悔恨の色も濃く言うのでした。ポメがハスキーに襲われたなんて悪夢だ…。おじいさんは、自分の犬が自慢で、そりゃかわいがってて、でも外では犬同士なかよくさせたい方針のひとだから、気の強いワンコを連れてわざわざあの公園に通っていたの。まあその甲斐なくニャウニャウは相変わらずニャウニャウなんだけどさ。とにかくお気の毒だ。肝を冷やしたことだろう。でも致命傷を負わずに済んでなにより。相変わらず力強くニャウニャウ吠えてるし。

やっぱあの公園はヤバい。犬の大きさ別に柵で区切ったらどうかなあ。多頭飼いの家は自己責任で大きいほうへ。どうよ。