βばにさん

ばにさんは注射が秒単位で効く体質みたいです。いまも小康状態?を保っています。

それもこれも、お医者様のお見立てが正しかったからなのです。ありがとうお医者様。医学ってスバラシイ。飛び込んだ医者が正解だった俺とばにさんの運もスバラシイ。そしてばにさん、いや、βばにさんの姿の美しい事ったら!!! 彼はもう昔のばにさんじゃないの!!!

やはり病魔に侵された動物は、毛に出るのですな。どんなに体調が悪くても、食欲だけは失せなかったので深刻そうに見えなかったばにさんですが、その毛並みはボッサボサで、フケだらけで、どんなに櫛で梳いても毛が寝るということがなかったのに、注射後のβばにさんの毛はぴかぴかつやつやして、ボサらないの!フケも出なくなったの!!! ごめんねばにー、無理矢理病院に連れていくのが不憫だからって、あんなになるまで病院に連れていかなくて、ほんとにごめん。

病院に動物を連れていくというのは、けっこう重大な決断を要します。特にネコ。自分で歩かないから。ばにさんは暴れん坊時代に二度、ケージを持てないほど暴れたり、ケージを破って逃げたりしたほどの病院嫌いなので特に。だから今回も、あたしがひとりでばにさんを運ぶわけで、ばにさんはあたしを嫌うだろうなあ、と思った、が、ところがどっこい。

βばにさんは、病院に行った後から明らかに普段より激しい求愛行動をあたしに行うようになったんです。ばにさんはもしかしたら、体調がよくなったことと、あたしとの関係が少しわかって、感謝しているのかもしれない。あたしが治したと思ってるかもしれないです。役得役得。

まだ眼の分泌物は出るけど、皮膚がえぐれる症状はなくなったし、瞬膜も出てないです。ほんとによかった。完全に治るとは思ってないけど、同じ症状が出たときにばにさんを楽にさせてあげられる方法がわかっただけで、そしてβばにさんの美しく戻った瞳を見るにつけ、あたし&母は涙が出るほど嬉しいのでした。