日月光

2日連続で日月光へ連れて行ってもらいました。

サイト見たらすげえ広くて「こりゃ1日がかりだわー!!!」と狂喜乱舞したのに、下班前にかかってくる電話のときにオットにちょっと話したら「今日7時に帰るからそしたら連れてってあげる」。え、でもすごい広いところらしいからきっと見切れないから別の日のほうが(翻訳:ゆっくり見たいから閉店時間気にしたくない)、と言うあたしに「じゃあ明日もまた連れてってあげるから!」とすごい言うので、まあ連れてってくれるつってんだから行くか、と行ってみた。

いつも空港に行くときに山の上に見えるエグい電飾で場所はだいたい把握していましたが、行ってみたら意外と近かった。1日目は道が少し混んでたけど、高速使って30分くらいで着き、翌日は場所を把握したので超下町な商店街を抜ける道を通ったら事故ってて渋滞してたのが盲点でした。高速で行くのがベストだったみたい。

1日目は遅い時間だったので空いてないお店もあり、でもお店はガラス張りだから外から見えたので、そんなんして見ながら回ったら1時間で回れちゃった。ダラダラ見ながら店員のトークをさばいてたらもっとかかっただろうけど。

内容は、IKEAクラス以上からの品質&値段でした。IKEAは質は悪いけどデザインがよくてお手ごろ価格なのがウリだけど、日月光のはなんつーか、「わたくしどもでは合板家具など扱っておりません」みたいなスタイル。でもよく見れば「ああなるほどねうまく作ってあるね」なカジュアルさが抜け切らない程度の"高品質"。街中のご近所家具屋で売ってるようなカラーボックスみたいのは間違っても無い。そういう場所でした。そういう意味で、ちょっとガッカリした。もっと珠玉混同してるのを期待してたので。

値段のほうは低いほうでコーヒーテーブル1つ定価1万元プラスからスタートってかんじで、モノは日本で買ったら倍するな、という意味で納得のいくお値段だと思いました。まあもちろんセールストーク用に割引の余地は残ってて、あとは買う量と値引きテク次第。上を見れば雑誌でしか見たことなかったフェンディカサ!!! とかベルサーチ!!! とか意味不明な進口欧風&ロココ家具!!! が貧乏人お断り、とふんぞりかえっています。心臓に悪かった。ほんとうに、ナニゴトも、上を見たらきりがないね…

店員さんはカネモチげなひとが多いです。特に中年女性店員はツワモノ揃いです。ひとあたりが良くトークが軽妙で、身なりもいいからみんな老板娘に見えますがそう呼ぶと違うのです。でも「甥のお嫁さんも日本人なのよ〜」とか「T島屋の前の当事長のナントカさんとはジムで一緒であの方の家の家具はどーのこーの」とか自称打工の店員なのに上流階級で、お客のまばらな駐車場のクルマはやたら高級車で下班したお姐さんがLVのバッグ片手に颯爽とブーンなのです。いくら儲けてんだ。買う気が失せます。

平日の夜は怖いくらい空いていましたが、週末の夜は家族連れがそこそこいました。車でしか行けない日月光にはカフェ風レストランがひとつしかなく、食い物はセットのみですので冷やかしに行くだけなら食事は済ませてから行ったほうがいいです。ちょっと走ったところの商店街は下町で、食べる場所には困りませんが停車が困難かな。