そしてムスメは

昼前に関空を出たので、午後イチに台北に戻りました。クルマを空港に停めたので、そのままりょーをピックアップしにペットホテルへ。

サロンが本業で連日大繁盛のホテルに入ると、借りたオリ(大)の中にりょーはおらず、老板が俺を見て地下に下りて行ったので、地下が見えるレジ脇の監視カメラを見たら、タタミ1畳弱の仕切りスペースにりょーが映っていました。りょーちん!!! と思わず呼ぶと、りょーが「ん?空耳?」と顔を上げて、ママだよりょーちん!と叫ぶと、ママだママだ!と喜んだのが見えました。もう1秒でもはやく安心させたくて叫んじゃった。

しかしなぜりょーが地下に。俺が予約に来たとき、老板は「地下のスペースは月末まで空かない」と言ってて、実際そこには長期宿泊のマルチーズがいたのに。なのでしょーがなく借りたオリ(大)は、ホントの用途はシャンプーした大型犬を入れて、設置してあるドライヤー(x2)で乾かすスペースなのでした。オリの間に仕切りを入れて、中型犬2頭を乾かすことも可能。多分サロンがフル回転だから、ちっこいマルチーズをどっかに仕舞って、りょーを地下に移したんだろう。ラッキーだったねりょーちん。サロン待ちのオリ(小)にゴールデンが折りたたまれて詰め込まれたりしてたからよけいそう思った。

「ママ!ママ!」ピョコタンピョコタンするムスメ。すぐに帰りたいのは山々だが「老板ゴメン、言い忘れてたんだけど、爪切ってください」老板は疲労の隠せない顔でフル回転サロンの作業室へりょーを連れて行きました。ハッピー転じて悲惨な顔のりょー。コンビニでお金下ろして戻ってくると、高い作業台に乗せられてブルブルしているりょーが、ママ戻ってきたウレシイ、という複雑な表情で力なく尻尾を振っていてフビンでした。ガラス越しにひたと俺を見つめるカワイコチャン。耳がない。うれしいから。

ここの爪切りは100元でした。50〜150元てとこみたいだ。でも今回血が出た。ヘタクソ。帰りのクルマのなかで、敷いていたラグに血がついててビックリしました。仕事は丁寧でした。切った後に電動やすりで切り口を丸くしてくれた。家でよく見たら手脚の毛も刈ってくれてました。意味あんのか?

あとやっぱりホテル泊中は他人の散歩ではリラックスできないらしくて、お店を出て少し歩いただけでブリブリウンチをしまくっていました。3回はした。1回目のウンチは硬くて、明らかにホネなウンチで難儀していて、ホテルのひとホネ入り残飯あげたんじゃねえだろうなとゆー疑惑が晴れません。まー良かれと思ってあげたんだろうし、また預けるかもしれないから、文句言って犬が虐められたらいやだし…

どっかにねーかいいホテルは。