介護疲れの母とはき違え主婦

母はもう家にひとを呼ばないそうです。ばにさんの顔がスゴいから。

ええ、今回のシンガポー里帰り初日の日記でわかります。この俺でもぶったまげてますから、他人はヤバいでしょう。しかし母の理由は違ったの。曰く、「ミーちゃんのプライドに関わる問題だから」。おそろしい顔のばにさんを見た客人の反応でばにさんが気分を害さないようにという配慮らしい。キチガイやーこのオンナ、キチガイやでー。喋れもしない関西弁で別人格になりたい気持ち、わかっていただけますでしょうか。

そして母は言うのでした。「家に友達を呼べないから、家のネコが病気で大変でねって話しても、ほんとに大変だってことがわかってもらえないのよね。だからあんたが帰って来てくれてよかったわ」 …母は思った事をそのまま口にするので聞いた方はその意図を汲みかねることがままあります。俺に見せてもお友達はまだ理解しないままだと思うけどどこで「よかった」んだろう… イマイチ意味不明のまま「ああそう」と受けといた(こういう態度がトシヨリの呆けを助長するのであろう)。これ、人間の介護をしているひとの心理状態だよね。自分の介護の苦労を知って欲しい・認めて欲しいというアレ。病気の相手を目の前にして無力感を感じつつ、ゴールも見えず、成果も見えずじゃあ孤独だよねえ…。

そんな母が先日ばにさんを連れて病院に行ったら、ペットの犬(もちろん黄ラブ)の定期検診に来ていた知人(駐在主婦)に会ったんだって。「この狭い国で、しかもあんな狭いところでよ!」となんだかむかっ腹な口調。聞くとその主婦は、「獣医に行くのにエルメス「子供3人連れてきてて」「そのうちの頭悪そうなガキがカゴの中のミーちゃんを勝手に覗き込んで『うぇー、顔がざくざくだー』と言った」のだそうだ。俺もキレタ。ばにさんのプライド云々言う母とは少し違って バッカじゃねえの!なにはき違えてんだろーね!獣医行くのにお出かけ気分ってバカ丸出し!それで子連れってバカは繁殖すんなっつの!しかもガキ連れで獣医なんてさあ!遊びじゃねえんだよ!少なくともウチは遊びじゃねえよ!病院っていうのはそういう場所だろ!いろんなひとがいろんな気持ちで来る場所なんだよ!あー俺がその場に居たのなら!!! 普段は子連れや知人に温厚な母がこのような些細なエピソードでも、それがばにさんに関わることならばここまで反応するというのが意外でした。

俺もりょーが脚痛めて半泣きで病院行ったときにバカップルが小犬(もちろん黄ラブ)連れでバカ丸出しなの見て殺したくなったなあ。←これには「脳腐れバカップルが擬似家庭ごっこで犬飼うな」という小犬の将来を憂う気持ちもあったからだけど。これだから犬飼ってるやつはハズレが多くていやなんだ。犬飼ってる自分に酔ってるひとってたまにいない?犬着飾らせてお出かけとか、家族deピクニックのステキなマスコットな犬とか。なーんか動機が軽薄なかんじがする。ネコ飼いは主に室内活動だから飼いネコをアクセサリーの様にしたり、子供連れのお出かけのお供にしたりはできないから性質が違うの。まあかわいあがってりゃいいけどさー

ばにさんは今リビングのソファで爆睡中ですv