[friends]  ノラスケ新展開 〜予告編〜

寄宿2日目の一昨日、ノラスケ散歩に連れてったら、彼女の皮膚の荒れように驚愕!!!

病院に連れて行ってもらったという話だし、先週の家庭訪問のときはすぐにでもよくなるような様子だったのにこれいかに。掻き崩したのか、腹部の一部がキズになっていた。タイワンでよくある顔と尻尾の先だけ毛を残す醜悪な丸刈りにされてしまったのでやたら目立つ。横座りしたとき見えた肉球もただれていて、血が滲んでささくれており、病院に戻るなり診察。

カビが原因のよくある皮膚病の一種で、3日分の薬を3回くらい飲ませれば10日くらいで治るでしょうとのこと。注射2本打たれた。免疫力が低下しているときになりやすいんだそうだ。ウチに来たときから痩せこけてたからなあ。体重測ったらまた減ってた。16キロ。りょーと同じ大きさのハスキーでこの数字。暑さを考慮しても犬の3キロはデカイので心配になり、偏食を助長するかもしんないけど彼女が食うものを食わせねばと、帰宅後牛筋メインで野菜を煮まくる。

夜オットにクルマ出してもらって、作りたてのゴハン差し入れに再び病院へ。ノラスケは食べるのがヘタなのでゆっくりしか食べられませんが、食べるうちにおいしいとわかったらしく、ハラペコもあって、どんぶり1杯全部食べてくれた。ホントよかった!!! 安心した!!! 翌日も同じメニュープラス缶詰フードを混ぜたものをペロリと平らげました。残してもいからもっと量増やそう。むしろ残すほど食わせなきゃ。

ノラスケ本人は病院泊まりも苦ではないらしく、看護婦さんに甘えたりグーグー寝たりして過ごしているらしい。新しい環境が受け入れられずにストレスを感じてケージに体をぶつけたりしない子でよかった。淡々と運命を受け入れているような姿は見るたびに胸が締め付けられまっせ。狭くてさびしくてイヤだろうけど、オバチャン毎日来るし、ここにいれば安全だからもうちょっとがんばってくれ。

彼女はいま弱ってるし痩せちゃってるから、飼いたいというひとが現れてもそのひとがすごい誠実で熱心な犬飼いでない限り、ノラはしばらく寄宿兼強制入院でとことん寝かせて食べさせて薬飲ませて、回復させるほうがいいんじゃないかなあとも思う。せっかくノラを欲しいと言ってくれるひとがいたとしても、この状態の犬を見せては、まとまる話もまとまらない危惧もある。おまけに出戻りということで前回応募があったひと数人に声を掛けるも出戻った理由を逐一聞かれ、明らかに食いつきが悪い。出戻った事実を知らない新市場を開拓しないといけないかもしれない。けど、ノラを飼うひとにはそういう事実も知っておいてもらいたいし、それでも欲しいと言ってくれるひとどっかにいねーのか。いるだろ1家庭くらい。

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と思いつつ昨日犬師匠Aさんのご紹介で多頭飼いの愛犬家女王Hさんのお宅へ。そこで人脈の運命のミステリーに翻弄される俺様。仮にこの女王Hさんルートでノラスケが幸せを掴むことができたら、あたしは人生でもっとも驚くべき「縁」と「運命」のイタズラを目の当たりにする事になる。イタズラなんてもんじゃない。偶然が必然で、事実は小説より奇なりな、奇跡のようなことだ。こわいっす。そうなったら死んでもいい、とまでは言わないが、報われすぎて罰が当たる気がする。

まるまる書くとやっと掴みかけた運が逃げそうなので話が固まるまで引っ張ります!!! 請うご期待!!!