伝染病とお預かり

AnimalsTaiwan で、天母附近に土地を買ってシェルター(収容所)を作る計画があったのだが、売主が附近住民にその計画を話したところ猛反対を受け、白紙に戻りましとさ。(あーなぜウチの周りの住民は某S価学会が我々の地域に侵入してきたときに反対せなんだのだ…)

というわけで、シェルター建設が遅れそうなので、グループ創設者の一人であるSさんのところがホントにしんどくなってきた、15匹を越えるワンコの foster (寄養)をしてくれるおうちを探していますと。ほんの何週間でもいいですとのことで、心が揺らぎ、foster してくれるおうちを探しているワンコのリストに目を通したよ。

Ivory もまだいるのだなあ、と彼のプロフィールを読み進むと、彼は子供の頃パルボウィルス感染症になって一命を取りとめていた。パルボ。先日、ネットで日本の動物愛護団体の里親募集を見ていたら、「猫のパルボはキャリアになりません」と書いてあった。てことは、犬はキャリアになるってこと?それって猫の白血病(ネコエイズ)みたいなアレ?

つーわけで気になって、調べた。

犬パルボウィルス感染症 by P-well
http://www.p-well.com/health/clinic/dog/dog-parubo.html
http://www.p-well.com/health/clinic/dog/dog-parbo.html

犬の予防注射 by 名古屋獣医師会
http://www.nagoyavet.jp/Sickness/shinsatsu/yobou_3_shi.html

キャリア云々については書かれておらず、どうやらパルボは、感染&発症しても、その後ワクチンを投与して免疫力を取り戻せば、それで「完治」ということになるようだ。「完治」というのは、その犬が感染したウィルスが、ワクチンという「抗体」に凌駕されたということ? それは完全に安全な状態? それともいわゆる「キャリア」、つまり「発症」してない「保菌」状態? Ivory を預かったら、彼の唾液や糞便からりょーにパルボが感染したりしないのかどうなのだ。

あ、でもりょーのほうがすでにワクチンを接種しているので、りょーに抗体があるからだいじょうぶか。つーかりょーだって子犬の頃どんな生活してたかわかんないし、お互い様だな。まあ疑問を感じたら調べてみるに越したことはない。むやみに心配したって病気が防げるわけじゃなし。予防注射で防げる病気、しかも子犬に多い病気なら心配することないですな。

あと他にもたくさん犬のいるところで生活していたワンコは、ケンネルコフも気になります。ケンネルコフについてはこちらからジャンプしますよ。 ケンネルコフも予防接種で防げます。

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あと、調べたついでにH姐さん、やっぱ素人が素手でダニを駆除するのはよくないみたい。キバが体に残っちゃったり、ダニが移す菌に感染したりするみたい。こちらのマダニ対策をご参考までに。

ダニといえば日本のダニは、もうフロントラインに耐性がついてしまっているんだって。なのでダニに困る愛犬家のなかには、自分でドイツとかから薬を取り寄せて、一段上の対策を講じているらしい。ちなみにその薬は台湾では一部ペットショップでも取り扱いを開始してます。薬をどんどん強くするのもどうかと思うけど、ダニ由来の感染症にでもなったらたいへんだし、日本に帰るまえに、買って行ったらいいかも。フロントラインより安全になってるそうだ。その名も「K9アドバンティックス」by Bayer。ダニ駆除効果は地域とダニの種類にも拠るかもしんないけど。