低温やけど危機

チビタはりょーと違って、下毛があります。ぜんぜん濃くないけど、一応冬仕様。

なのにりょーと違って、ヒーターが大好きで、ちょっと目を離すとオイルヒーターにべったり寄り添っています。オイルヒーターといえども、触ると熱いくらいなのに。やけどするぞ!!! と怒るときょとんとします。困ります。

赤い熱線のあるタワー型のヒーターの前で仁王立ちしてうつらうつらしてることもあります。もう怒る気も失せました。うんざりしながら「チビタ… そこどけ…」と言うと、ハッと顔を上げて尻尾を振ります。かわいくて悶絶しそうになります。りょーはそんな我々を冷静な眼で眺めています。

熱くないのか。熱いという感覚が鈍いのか。日本の祖父母の家のネコは、毛皮がカンカンに熱くなってもヒーターやコタツのど真ん中から決して動こうとしない子でした。それと同じか。じゃあ熱くなってもいいのか?じゃあじゃあ、ドライヤーするときチビタに熱くないようにって、美容師さんにドライヤーのコツまで訊いて心地よい温度を提供しようと苦心していたあたしの努力は?

でも寒がりってほどでもないようで、散歩で公園に行くとよく走ってます。走って走って、りょーと追いかけっこをして、楽しいかいとかりょーに微笑みかけてふと気付いたらチビタは拾い食いをしていて、あたしにぶっ飛ばされて、正座&反省で、俺の顔色を伺いながら涙目で帰宅。わけがわかりません。

そんなチビタの、台湾最後の冬。そう思うとなんでも許してしまいそうな、センチメンタルジャーニー2007…。