クロネコハウス・2

クロネコチンのケガはもうカサブタが米粒です。よかった。

彼女は毎日毎晩、庭に来るなりゴハンは満タンにしてあるのに、ニャーニャーニャーニャー俺を呼びつけます。用事があるときもある。ゴハン皿にナメクジがいるから取れとか。毛玉溶かしフードは不味いから下げていつものやつをよこせとか。でも最近は、1階のリビングにあたしの気配があると呼ぶのです。

寒いからか!それ以外にアンタの文句を言うところが思いつかん!と、先日テレビを買ったときに出たダンボールと発泡スチロールのゴミで、断熱を強化したクロネコハウスを作ってやったよ。しかも高床。出入口は2箇所で緊急時の逃走経路を確保し安心感を提供。外壁はテレビのモニター部分を保護していた厚手のビニール素材で覆うことで、門を開けたときに近所のひとに見られてもゴミとしか見えないよう、カモフラージュを施すことにも成功。同時に防水も実現した、ネコ好きを自負する匠の心憎い配慮が伺える快適設計が実現したのです。(大改造!!! 劇的ビフォーアフター風)

去年作ってやったクロネコハウス1号は、なぜかもう見向きもしないのです。3階のバルコニーまで上がるのに飽きたのかな。なので玄関脇に置いてやりました。ゴハンに近いから、他のネコの侵入にもすばやく対応できるだろうし。散歩のたびに一時避難させることになるのが心苦しいですが、しょーがない。

クロネコチン、この冬も元気に越せ。