事務所詣で。

週に一度の事務所詣で。現在同行してくださっているのはOさんだけ… そのOさんも3月にご帰国… 俺ひとりになる日も近いよべらんめえ

事務所、ちょっぴり模様替え。やかましい犬どもを倉庫ルームに入れて、いままで犬たちがいたリビングをオフィス&レセプションにするのだ。つーか当初の計画はそうだったべ?と思ったが言ってもせんないこと。というわけでもう犬(主にジェイク)には吠えられなくて済むわよ!

3本足のジェイクは、台北近郊の某所で農家の跳ね罠に脚を挟まれて前足を1本失った黒犬です。こいつがものすごい怖がりで、いつまでたってもひとに慣れないさ。そのうえこっちが多勢に無勢な状況下においてのみ、バカみたいに吠えるさ。恩をあだで返すとはこのことだ。かわいそうな過去を知っていても全然同情できないほど、吠えます。悪意の吠えをかますのです。こっちはただ歩いているだけなのによ?

と思っていたら、Oさんも同じことをされたと。そしてあたしのときとまったく同じく、ジェイクに吠えられて「んもー」と困り果てていたら、ジャーマンシェパード崩れのナポレオンじいさんがフラーッと来て、間に入ってくれたんだそうだ。ナポレオンすげーマジですげー。超優しい。男の中の男。そうそうできることじゃない。

ナポレオンじいさんの勇姿

Oさんはそのとき一緒だった、その日が初日の台湾人ボランティアの女の子をひとりにしたらかわいそうだと、ナポレオンを間に挟んで、しばらくジェイクに吠えられていたんだって。そしたらしまいにナポレオンじいさん、ジェイクに吠えたそうだ。「いいかげんにしろ!」って。エライ!!! 涙が出そう!!!

いやーいい犬だ。なぜさすらっていたのだろう。そんな過去にもこだわらず、困っている人間を身を挺して守ろうとするその態度。高貴だ。