憑き物が落ちる

憑き物が落ちました。

昨日チビタに会いに行ったらあのやろう異様に元気がなくて、死ぬんじゃねえかと思って、気がついたらチビタ死なないでよーって泣いてて、それで「あっ俺まだチビタに死なれたらいやだ」と気がつきましてん。いっそ死んでくれと思っていたのがうそのよう。

それから俺のブレインのAさんがずっと相談に乗ってくれていて、Aさんのメールに、「たとえ長生きできなくてもちびたんがうれしいなあとか気持ちいいなあとか思えるならちびたんには生きている意味があると思います」って書いてあったの。まったくそのとおりだよ。その証拠にチビタは撫でると気持ちよさそうにします。撫でるのやめると、もっとやれって鼻でつつくし。あたしがお見舞いに行って「どーよチビタ君今日はー!ほら立って!立って!」と囃し立てると尻尾振って立つし。家に連れて帰ればそういううれしいとか気持ちいいとかを、日に何度でもあげられる。そうしようそうしたいと思いました。いまのままではチビがあまりに不憫です。

チビの野郎、お見舞いに行ってくれたAさんがお腹の様子を見ようとしたら噛もうとしやがったそうです。Aさんが来ると尻尾を振っていたと医者から聞いていたのに。彼ももう病院での生活が限界に達しています。あとは家で、痛くないためだけの看護をして、限界までいきたいと思います。それまではうれしいとかのための時間にしてあげられたらいいです。うまく事が運ぶといいんですけどもねー。

前に主治医が「帰れる」って言った期日が昨日でした。また訊いたら、あと2日様子を見るといわれました。チビにはまだ腎臓にカテーテルが入っていて、それさえ取れればってかんじです。取れなくてもつれて帰りたいんだけどそれはダメらしい。管短くして帰れないか訊いたけど苦い顔してた。穴ができても、チビは感染症という時限爆弾があって、仮にまた穴が詰まったりして感染症を起こしたらチビはおそらく手術に耐えられないから、ほんとにここが正念場だなあ。まあ、まだ食欲はあるそうなので、病院で死なないかと眠れない夜をすごすのはもうやめにして、チビ穴の形成が成功することを祈ります。

いやー、やよいさんちのチイスケちゃんじゃないけど、あたしも叫びたいよ大声で。やぶ医者ーって。言ってもせん無いことだけれども。チビはいままで元気に生きてたことのほうが不思議だったらしいし。でも叫びたいのよ。まあそのエネルギーはチビの看護にとっておくよ。万事如意!