台湾犬事情と、うんこさん

師匠台湾犬マニアなので、たまに何かに取り憑かれたように、熱心に台湾土狗ブログを探し出します。そして教えてくれます。マニアだから。

マネして「台湾犬」で検索してみたら、 「台湾犬事情」というタイトルにヒットすることが多かったです。内容は旅行で来て見た台湾の犬についてとか、台湾生活で見知った台湾の犬についてつづったものなんだけど、なんでか、「台湾犬事情」ってタイトルつけた文章は、台湾に来て日が浅いひとによる、ネガティブなものが多いんです。好意的な文章は少ない。画像がないものは特に。後者で多くのひとがやたら気にしているのが台湾における犬の

うんこ。

台湾は野良犬が多くてうんこだらけだから下を見て歩けって、ガイドブックにも書いてあるんだってね。こういうの読むと、なんでみんな、台湾くんだりまで来てそんなもんでがっかりポイント増やしてんのかなあと、悲しくなります。うんこくらい、目ーつむってやってくんないかな。あたし台湾5年住んでるけど家の近所でうんこ踏んだことないんだけどねえ。

経済とか政治とか宗教とか風習とか、そういうのがガーッと影響して、国家とか社会はできてて、野良犬も然り。うんこも然り。野良犬がたくさんのんびり暮らせるほど、現地のひとが寛大、つーか犬ごときは些細なことと気にしない、そして犬も従順で温厚だからトラブルが少ない、台湾のそういうのんきでやさしい面は、うんこの前には消えうせてしまうのかな。日本やほかの先進国ではありえない、野良犬と人間の共生が、あるレベルで成り立ってるんですよ、いいかどうかは別としても。それが台湾なわけで、なのにうんこのひとつやふたつで「やだーうんこー」でおおげさにうんこうんこ言ってるのは、悲しいねえ。それをネットで世界に発信しなくてもねえ。そういうひとを総称してうんこさんとすることを提案したい。

うんこさんには思いもよらないことだろうけど、台湾のみんなは誰もうんこさんに頼んで台湾に住んでもらってるわけじゃないんだよね。うんこさんはお友達の家にお邪魔して、「あなたの家うんこくさいね」とか思っても言うのか。言わないだろ。そういうことだ。口を慎めうんこさん。

さてわたしは今日のニッキで何回うんこと書いたでしょうか。