ハンストと、上れない階段の理由

よそ様のお宅のご子息をお預かりしているのになにこの平静さ、というほど俺がまったく動じていない、今回のホテル俺んち。この静けさは予想だにしなかった。スキッピーが予想以上の落ち着きワンコなこともあるけど、ミーの経験値があがったということか。むふ。

ママー、あれいいの…?

ハアハアハアハア

大人の階段驀進中のスキッピー様は初日、朝ごはんを召し上がりませんでした。25グラムくらいさっさと食え! ごはんを出しっぱなしにしておくとりょーが食っちまうので好き嫌いする子はうちの子ではありませんと宣言して取り上げました。しかし一向に意に介さず。

夜ごはんは缶フードを混ぜることになってます。缶を開けたらスキッピーさんまっしぐら。スンスン言って足元をうろうろしてりょーさんに一喝されてもやめませんでした。ハンストの理由は、缶フードじゃなきゃいやだということでしたよ。このお坊ちゃまめ! あっという間に平らげてた。この違いのわかる男め!

お坊ちゃま缶フードを召し上がっているのを、りょーさんは怨念ビームで見つめます。ベビーゲートつけてるから食事中はりょーは隔離されているので手が出ない(恥)。ごはんなんかいつでも食べれるもんねという生活が約束されている子は、こんなふうなのねえ… とちょっと感動しました。胃液吐いても、食べたくないものは食べないんだよ犬のくせに。それがいいか悪いかは別としてね。

お坊ちゃまは階段がちょっと苦手です。小柄で足が短いから。でもだいぶ上手に登れるようになったよ。降りるときは勢いがつきすぎると逆立ちみたいになっててひやひやするけど。うちは階段があるから、小さい子を飼うのは難しいかなあと思いました。あんまし無理させると、ヘルニアとかになっちゃうよね。大きい子だと抱えて上がるのが大変だからどっちもどっちかあ。

ともあれ、違う生活環境から来た犬の初体験を見るのは楽しいよ。