小花、再会を喜びすぎる

昨夜ビールを買いにコンビニに行きましたら現場前に小花がおりました。

彼女は夜目がきかないので、歩いてくるあたしを見ると反射的に「やべっ」という顔になり、そそくさと工事現場事務所の中へ入ろうとしました。寒いから事務所出入り可になったのだろうかと思いつつ「小花っ!」と呼ぶと、はっと振り向き「だぁれ?」とかわいい顔できょとんとあたしを見つめるので「俺だよ」と甘く声をかけましたら

(`゚ω゚´) はっ

(*゚∀゚*) キャーーー!!! おばちゃあああああん!!!

飛ぶわ飛ぶわ、いやマジでジャンプっていうかジャンプしてひとの肩の高さでひねりを加える というか、飛んでた。鷹みたいに肩に止まるんじゃないか と思って怖いくらいだった。そうかそうかそんなにうれしいかー、おばちゃんもあんたが元気そうでうれしいけどちょっと落ち着こう?とゆーほど彼女はわれを忘れていました愛いやつめ。

りょーを蛇のように嫌う小Guaiもいた。現場事務所の常駐になったのか。小花は再会のうれしさ爆裂でそのはけ口を小Guaiに求め、老いた小Guaiにすげえテンションでジャンプタックルジャンプダイブジャンプドロップキックと、ジャンプからのコンボによる攻撃を繰り出し、小Guai困ってた。そのすきにコンビニへ。

帰ってきたら遠くから小花が身を揉みながら走ってくるのが見えましたので身構えましたらやはり肩の高さまで飛んできました。助走つきで飛ぶな。さっとよけて直撃を避けたら地面にべたんと落ちた小花が地面に寝転んだ状態でがしっと俺の脚をつかまえ、 「行かないで行かないで」と俺の左足を抱えてアグアグしやがった。捨てられる女さながらで人目が気になった。引き剥がしたらキラキラする目であたしを見ながらジャンプしながら家までついてきた。ジャンプ好きだなあ… 若い…

10日会わないとこんなに歓迎してもらえるものなのかあ。おかげさまで俺の左足にはいまガッチリ引っ掻かれ傷がございますよ。勲章!