インドインドインド3日目

まずは話の内容とぜんぜん関係ない画像で恐縮ですが。

インドテレビ。神話ドラマ

この日は朝から新郎が、いいって言ってんのに片道3時間かけて会いにきてくれた。結婚式の会場は花嫁さんのご実家があるコーチンダウンタウンなんだけど、彼の家は同じケララ州でも離れた場所なの。結婚式のために長い休暇を取っているし、もうやることないから!つって、コーチンに詳しいお友達に運転させて来てくれた。来るな来るなと前夜にさんざん言ったのに朝になったら来ていやがった。

生きてるんですよ首のコブラ

前日予約したバックウォーターツアーの集合時間の1時50分までグランドホテル@MGロードでランチをご馳走になったよ。コロニアルスタイルの歴史ある建物なんだけど気取ってない気持ちのいいレストランで、そこそこの値段がしました。前夜飛び込んだ庶民なお店と比べたら、値段でいうと軽く5倍は差があった。でもすごい人気らしくて非常に混んでた。バターチキンおいしかったー。

新郎は今でこそ台湾への出張はなくなっちゃったけど、以前は台湾に何度か着ていて、りょーが失踪して発見されたときオットと一緒にいたんだそうだ。「あの時はJ(オット)死にそうな顔してたよー。お客さんのところに言っても全然世間話に加わらないで青ざめてるしさー。そしたら移動中に犬が見つかったって電話受けたのを今でも覚えてるよ!」あたしも忘れないよ!インドでりょー失踪の話をしようとは。

ツアー集合場所のKTDCで新郎と別れて、観光局のクルマに乗り込んだ。同乗したバックパッカーカップルは、カップルではなく単に行動をともにしている他人同士で、そして女性のほうがチェコと日本のハーフでした。日本人だって言ったら日本語しゃべりだして驚いた! そしたら連れのイギリス人男性も日本語で挨拶してきて、日本に2ヶ月くらいいただのオーストラリアで白塗り舞踏団にいた だの、えれぇ親日でした。ふたりともあたしよりよっぽど日本のいろんなところに行っていて、広島の原爆博物館はマスト・シーだって言ってた。すごいパワーだそうだ。女性はこのあと高原地方へ行ってからイギリスで仕事、男性はイランに行くってさー。いいなー。

すげー荒っぽい運転で1時間強ぶっ飛ばして着いた村のカヌーが出るところで、先客がもめていました。アッパークラスっぽいインド人家族が、警察呼ぶだの金返せだの、カヌーの親父と言い合っていて、言い合っているかと思ったら押し黙ったりして、超謎でさ。その家族は結局最後に古いフィアットに乗り込んで(全部で8人乗ってた。インドでは普通らしい)帰っちゃったんだけど。なんかもめてるけどあたしらのカヌーは大丈夫なわけ?つってたら、先客は予約してあった朝の出発時間に遅れて来たくせに船を出せとゴネていただけだったそう。我々のカヌーは無事に出ました。言わなきゃいつまでも出発しなかった気がする。そう全員で目配せをした。

カヌーからの風景

麻紐を作るデモを見たヴィレッジの民家で、第一村犬発見。飼われてる犬で、年寄りなオス犬で、非常におりこうでした。人懐こかったからカヌーに乗り込んでから「一緒に行こ!」て誘ったけど、 「行くわけないだろ(´・ω・`)」みたいなさめた顔して家の入り口に戻っていったのでした。かしこい。

よいインド犬
犬より立場が上のヤギ@専用小屋

そしてはっとした。インドの村では犬にドッグフードなんかあげないだろう。そして飼われている家はきっとベジタリアンだろう。じゃあ犬は毎日ベジタリアンカレーな残飯を食っているのだろうか。自分でたまに動物捕まえたりするだろうけど、基本はベジタリアンの残飯だろう。すげーなと思いました。ところ変わればだよねえ。

ここに来て、ようやくペンをほしがる子供に遭遇。ガイドブックにさんざん書いてあるのに誰もペンをねだらない…と思っていたので感動したらイギリス人が「この子たちさあ、なんかペンがほしいわけじゃないらしいんだよねえ。ペンあげると川に飛びむんだよ。ペンが濡れて使い物にならなくなっちゃうよ!ってことがよくあってねえ…」 「じゃあなんでペンくれっていうの」 「外人相手の遊びみたいなもんかなあ。実際のところはよくわからないそんなばかな…( ゚Å゚;)

よく見ると橋の上に子供がいるの

予想通りの「うんまあインドネシアとかとそう変わんないよね…」な風景に開始早々飽きて長く感じたツアーを追え、また荒っぽい運転で町に戻る道すがら、観光用じゃない象さん@workを見かけました!

象さんだー!!!

  キャー *:.。..。.:*・゜(n‘Д‘)η゚・*:.。. .。.:* キャー

象さんを仕事に使うのをどうのこうの言う動物愛護グループ多いけど、象さんはその気になったら象使いなんかひと捻りなんだから、これは共存ということでいいんじゃねえかなあと、実物を目の当たりにして改めて思いました。象さんだって気に入らない相手を肩に乗せねーだろ。きれいに手入れされていて神々しいほどでした。

働いていなさる(;゚∀゚)=3ハァハァ
かっけぇぇぇぇ(;゚∀゚)=3ハァハァ

ドライバー、すげー運転乱暴だから、早く帰って仕事終わらせたいのかと思いきや、観光客が喜びそうなところで停まって写真撮らせてくれたり、スピード落として写真撮りやすくしてくれたり、親切なんだよ。エアコンつけてくんねーし運転乱暴だけど。

バックウォーターの夕日

それにしてもインドで悪いやつに出会わない。ばりっばりに観光客なのに、誰も俺たちを騙そうとしない。からかわれたことといえば昼間っから道端でたむろってる暇そうな兄ちゃんたちが俺らの通りすがりに「ニホンジーン?」「No?コリアー?」「じゃあタイー?」「わかんなーいマレーシアー?」「『マレーシア、トゥルーリーエイジア』」「わっはっはっは とかやるくらいだった(仕事しろ)。ケララ州には外国人に対する犯罪の取締りが特に厳しいらしいけど、それだけじゃない気がする。もともと港町だから遥か昔から外国人に寛容な土地柄なのかなあ?

インドらしくねえ。