写真屋

カサノバアルバムを作るのに、プリンターがインク切れだったので写真屋さんにプリントを頼みに行きました。

台湾の写真屋ってなんで、色味とか断ち切りとか、勝手に変えるんかね。いつもの店は色の出来はいいんだけど何度言っても余白のある写真の余白を残してくれない(動物の顔重視で勝手に拡大する)ので、常々ひそかに腹を立てていたのですが、今回は急ぎだったし近所のへぼい写真屋に行ってみた。ここはかつて士林駅近くで専業写真館みたいなかんじでぶいぶいやってたんだけど、なぜか最近うちの近所などという僻地に越してきたの。店も看板だけで内部は土間?なかんじで、店に入ると太った雑種犬が客を威嚇するなど、勝負を捨てています。

で、問題の仕上がりはというと、専業写真館だからでしょうか、確立した独自のスタイルがあるんでしょう、黒猫だからコントラスト強めに調整したのを、あえてやさしげなソフトトーンにしやがりました…。余白は残してくれたけど…。なにごとにつけても余計な味付けっていうのが台湾クオリティなんだけどさー!写真って自分が見たように写ってほしいじゃん!そういうふうに見えるように調整したデータを渡してんのに困りますよ!

注文のときに「亮面(表面ツルツル仕上げ)で」と言ったら「いまどき布面なんかもうないよ」と笑われました。 …俺台湾来た当初、21世紀のこの時代にマットフィニッシュが現役で存在することにぶったまげ、ああでも布面なら指紋がつきにくいから需要があるのかもと思って無理やり納得したので、注意して言うようにしていたのですが、笑われるとは… 時代が変わったのか、俺が写真屋と相性が悪いのか、どっちだ。