あるふぁろめおくらぶたいわん

あーひらがなで書いても検索でヒットしちゃうか…

まあいい、先日オットが、Alfa Romeo Club Taiwan のバーベキュー大会に参加してきたんです。マニアックすぎてウケるんで、おすそ分け。
オットはクラシックアルファ好きで、チンガポール時代からパワステもついてないボロアルファをわざわざ買ってはゴリゴリ乗っていたんです。

台湾でも3年くらい前に二束三文で20年落ちのアルファスプリントを購入。もちろん不具合がバリバリにありますので直しながら乗るものなんですが、台湾にはアルファの正規のディーラーもいないわけで(一昨年できるも即撤退)、自然、台湾におけるアルファの世界は非常に狭く。アルファファンによるフォーラムサイトとかで「これどうしよう」って相談すると、行き着く先(ワークショップ)は同じ、という世界。フォーラム自体もキモい。「今日○○路で超きれいなアルファ○○○を見たんだ。オーナーをご存知の方、グッドジョブってお伝えください」って書き込みに、「ああそれきっと○○さんだよ」ってリアル知り合いからレスがつくアットホームなキモさ。

というわけでオットがめぐり合った修理工のおじさんは、表の顔は三重で小さなワークショップを個人経営するアルファ職人、しかし裏の顔は台湾におけるアルファファンを束ねる、ワン・アンド・オンリー・アルファファングループ、アルファロメオクラブタイワンの大御所だったのでした。

大御所はオットの愛車を見て眉をひそめ「ひどいな。ぜんぜんオリジナルじゃない」と一蹴。オットも「わかってる。買ったばかりなんです。オリジナルに直したいんです手伝ってください」とオネガイ。「でも部品がない。台湾ではとてもじゃないけど手に入らない」と言われたオットはチンガポール出張を利用して、台湾では絶対に手に入らない部品を買って帰国。「これでよろしく」とオットが差し出したパーツを見るなりおじさんのオットを見る目が劇的に変わり、ふたりはともにチンガポールにパーツの買い付けに行くキモい仲になり、でも買い付けのことはほかのメンバーにはナイショという、さらにキモい関係を築きつつ誘われたバーベキューパーティーなのでした。

台湾中から300ものアルファファン、それもかなりの数のクラシックアルファが集うとあって、興奮して朝4時に目が覚めてしまったオット。オットの愛車はいまだ修理中なので会場まで行くのに代車を用意してやると言われて集合時間のうんと早くにワークショップに集合させられたのには裏があり、会場でなぜか駐車場係を任されて駐車場に立たされ、来場するアルファを年代別に分けて停めさせる仕事に明け暮れたという。

右もアルファ
左もアルファ

会場は某牧場だったんですけど、ペット連れOKなんだってねああいうとこ!牧場って動物がいるところだから、ペットお断りかと思ったら。ゴールデンとか名犬連れたメンバーがけっこういたそうだ。土狗は黒いのが1匹だけだったって。りょーも連れて行けばよかった。ああいう広いところで遊ばせてやりたかった。

バーベキューだけど肉を食わないオット、つい取ってしまったまずい串焼き(しょうゆ味)を、ふと見たらそこにいたゴールデンに「おすわり!」と声をかけてポイポイ投げて食わせたそうで、「よーしいい食いっぷりだ。もうないおしまい」とすっかり食わせてから視線に気づき、見ると飼い主がそばで一部始終を見ていたそうで、「濃い味付けのものはやめてください」と言われたんだそうだ(じゃあそんなとこで放すな)。他人の犬とかまったく考えなかった、完全に無意識だった とオットは言った。きっとそうだったんだろう。犬=ゴミ箱だからあいつにとっては。