その男ノバ

赤子におもちゃで遊ばせるにはそれなりのスペースが必要です。転がっても痛くない床の柵で仕切られた安全なスペースが。とうとうそのときが来たようね。リビングに赤子エリアを作るときが…!(泣!)

でも代打電脳でピンイン打てないから赤子柵が注文できず、むーはまだハイハイができないからとりあえず用意していたマットだけ敷いた。りょーとノバ、だいじょうぶかな、特にノバ、と思いつつ。

だいじょうぶでした。

(※リビングの家具がまだで相変わらず殺風景です。動物だけ見てください…)
りょーはむーに接近するとあたしが目を光らせるのでそれが苦手みたい。すごく緊張してるのがわかる。進入禁止の寝室に敷いてあるマットと同じものをリビングで使っているので見覚えがあるらしく、教えなくてもマットには足を踏み込まないのでたすかる!おもちゃにも手を出さないし。りょーは本当に応用が利く、かしこいいい子だ。気が回るというか。やっぱ娘はちがうね。でも遠慮しいなのでほんとはどう思ってるのか、知りたいなあ。

そこへいくとノバはあたしが見ててもおかまいなしというか全身で「見られていることはわかっていますがボクは息子さんに接近するつもりです」とアピールしつつの一挙手一投足なのでなんかもうアホらしくて止める気が失せる。

最初は「マットの上に乗ったらきっと怒られる」と距離を置いていたのが、だんだん近づいてきて「手だけ」「肩まで」「はじっこなら?」と侵略面積を増やし、しまいにむーのとなりに寝転んでいたりして、かわいいけど焦ります。むーがコロンとこけてノバの上になってガブリとか怖いじゃん。

ノバが来るとむーがよろこぶ。ノバはわざと、握られないけど指先が触れる距離でむーに触らせて、おもちゃを観察して、心配して見に来たりょーにどういうつもりか親愛の頭突きをかまし、逃げられておっとっとってなる。そしてむーを見てる。子供なんか好きじゃないはずなのにすごく穏やかな顔でそばにいるんです。むーが手を伸ばしてノバの手に触ったら、ノバが爪を出して(切ってある)むーの指をつかもうとしたのではたいた。でもそこから動かずにあたしを見上げて邪魔すんなとでも言いたげだった。

ノバは不思議だ。ほんっとーに不思議だ。