七夕主題とピクチャーフレーム

第5回工作教室は、隔週でやってるんで、来週の七夕をテーマに水彩&ミックスメディアで。

 わりばしペイント
 乾かし中




黒い紙にクレヨンで先に描かせて(なぜか「雲」が流行)、そのあとポスターカラー。そんでなんか…ホラ七夕だしさ…銀河的なさ…あと色紙の短冊も用意して、短冊は黒紙銀河に貼るもよし、七夕当日に笹をゲットして吊るすもよし、というかんじのを目論んだんですが。

なんか知らんけどクレヨンであんまり描いてくれなかったので、色が寂しかったからポスターカラーはわりばしで乗せさせてみることにしたら、これがウケた。筆だと最終的に混ぜちゃってどうしても濁らせてしまうのを避けたかった苦肉の策が、初わりばし興味で集中して作業してくれた。画像では女子たちはわりばしから指先に移行してます。汚れを嫌う息子はひとりで最後までわりばし。

絵の具を出すついでに、白い紙にもなんか描かせようと、クレヨン・サインペン・絵の具で彩色させるつもりでいたんだけど、こっちはあんまりやってくれなかったなー。この白い紙はピクチャーフレームに合わせたサイズで、厚紙を切り出したフレームの裏には磁石を貼ってあって冷蔵庫に貼れる。フレームにも色をつけさせた。

 冷蔵庫に貼れるの

Yちゃんが豪快にビビッドな色を乗せていて、ニナガワミカのようであった。Yちゃんはいつも赤を効果的に使って、見栄えのする作品に仕上げるのがすごい。Sちゃんはまだ2歳半なのに円形の構成で表情のある人物や、太陽が描くので驚いた。平面や立体の形状を把握して、模倣もできるってことですからね、早熟。うちの息子むーは2歳5ヶ月で、やっと円が描けるようになった程度だからな。性格丸出しの、ちまちました絵を描いてます。追いつける気がしない。

子供の絵の男女差って意外ととても大きくて、女子はいわゆる平面が得意で、お姫様のキラキラな絵とかを、教えられたわけでなくガンガン描く。マンガみたいじゃなくてちゃんと描けって思うかもだけど、ものの形をアイコン化して描けるという点ではたいしたもんなの。誰が見ても「それ」と分かる絵を描くことができるんだから。対して、男子は素人目には「おまえ頭大丈夫か?」っていう、いい言い方すると「おもしろい」絵を描く傾向があるよ。うちの弟も小さい時からひどい画伯だったんですけど小学校低学年の時にシャガール?」っていう風景画を描いてなんかの賞取ってました。アスファルトのはずの坂道が、黄色かった。なのに親はそういう弟の絵よりも、俺のくそつまんねえ油絵なんかを部屋に飾るのが子供心に不可解だったよ。

なので男の子さんの親御さんは心配無用です、男子はそういう絵を描く仕様になっています。俺がバイトしてたアートクラスでもそうでした。彼らはけっこう大きくなってもそうでした。毎回こいつにはこれがこう見えるのか…と感心しつつ「うん。おもしろいよ。いいんじゃない」って言ってました(給料泥棒)。指導らしい指導は「あと影入れようぜ。立体感出るぜ」くらいのもんでした。女子にはもっと技術的な指導をしてた気がする。つーか女子は放っといてもそれなりのものを仕上げていた…